国ツアーに先駆けて、ゆずがニュー・シングルをリリースする。約8か月ぶりのシングルは、「桜木町」「シュミのハバ」「夢の地図」の3曲を収録したトリプルA面。3曲を同列に扱うことだけあって、それぞれ個性のある楽曲に仕上がっている。1曲目の「桜木町」は、北川悠仁が作詞作曲を手掛けた曲。これまで通りに寺岡呼人がプロデュースを手掛けているが、アレンジャーには松任谷正隆を初起用。ピアノとアコギとハーモニカの音色が暖かさと切なさを感じさせてくれる。タイトルからも分かるように、彼らの地元・横浜が物語の舞台となっており、ふたりの思い入れも強い作品となった。2曲目は、岩沢厚治の作詞作曲による「シュミのハバ」。♪友達はいつでもいいもんだ?なんてフレーズで始まる、友達同士の微妙な距離感を描いた曲だ。これってゆずのふたりのことなのかな? 3曲目の「夢の地図」は北川が作詞作曲を手掛けている。楽しい時に聴けばもっと楽しく、つらい時に聴いてもきっと楽しくなれる、ゆずらしい前向きな気持ちを歌った曲だ。ただ聴いてるだけじゃなくて一緒にハンドクラップして盛り上がりたい。6月5日から9月25日まで行われる全国ツアーのタイトルも「夢の地図」。ということは、間違いなくライブの軸となる曲になるはず。ストリート・ライブから始まった彼らは、ライブの楽しみ方も楽しませ方も知っている。「夢の地図」はもちろん、「桜木町」「シュミのハバ」も早くライブで聴いてみたいものだ。
(文/田中隆信)

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