アリーナツアー、幕張メッセ公演の模様をお届け!
| 川西幸一50歳記念チョットオンチー栄光の50年 | 2009.10.07(WED) at日本武道館 |
ユニコーンのドラマー・川西幸一が50歳を迎えることを記念して、日本武道館で2日間行われた【川西幸一50歳記念チョットオンチー栄光の50年】。ユニコーンはもちろん、川西と野田タロウとの二人で活動しているBLACK BORDERS (以下BB)、さらにはサポートで参加しているPUFFYと、日替わりゲスト(観に行った2日目はくるりが参加)のステージ以外はまさに出ずっぱり。大丈夫なのか?と若干心配になりつつもワクワクと開演を待つ。と、いきなり川西が現れ挨拶。「皆さん最後まで楽しみましょう!」その声でまずPUFFYからライヴスタート。「ジェット警察」「DOKI DOKI」と、冒頭からアップなナンバーを聴かせていく。ここで川西がゲストとしてドラマー・古田たかしを呼び込んだ。「数曲くらい(川西を)休ませてやろうという優しさです(笑)」と由美が言い、一旦バトンタッチして休憩……かと見せかけ、何と次の「愛のしるし」で天使姿となって登場! 亜美・由美と一緒に振り付けして踊ったり、続く「オリエンタル・ダイヤモンド」では合間に銅鑼(どら)を叩いたり。その度、奈落からせり上がってくるので、お客さんは大盛り上がりだ。結局そのままツインドラムで2曲、ラストは「働く男」「アジアの純真」などを聴かせて休憩全くナシの9曲となった。
続いてはBB。野田が「50歳おめでとうございまーす!」と叫んで1曲目「4STEP ROCK」へ。ギター&ドラムの2ピースとは到底思えない迫力で、グイグイ聴き手を引き込んでいく。「生きてるうちに川西さんに会えてホントに良かったです」と野田が言えば「俺も良かったでござるよ(笑)」と川西。演奏とのギャップたっぷりなほのぼのトークも楽しめた15分だった。
その後は本日のゲスト、くるり。ゆったりした空気感が心地良い「愉快なピーナッツ」に始まり、懐かしい「ばらの花」など一気に3曲を聴かせた。「川西さんの曲は(ユニコーンの)セットリストにいっぱいあるようなので、今日は手島さんの曲をやりたいと思います」そう岸田が話した後、始まったのは「デーゲーム」。間奏ではバットを振り、ボールを打つというパフォーマンスも。その後も重厚なラスト曲「街」まで、凝縮した“くるりワールド”を楽しませてくれた。
さて、再びBB(さっきは舞台上手、今度は下手に登場)の演奏で理屈抜きに熱くなるロックンロールを堪能したら、いよいよユニコーンのライヴだ。この日のセットリストは、とにかく川西フィーチャリング。手島との「ロック幸せ」を始め、4曲目「ブルース」までは川西がボーカル。5曲目の「PTA~光のネットワーク~」ではEBIとラップを聴かせるなど、フルコースのラインナップ。が、さすがにその後のMCで(奥田)民生が「(進行していくうちに)どんどん申し訳ない気持ちに(笑)…もう(川西は)ほとんど歌わないんで大丈夫です」と謝罪(笑)、そこからは通常スタイルに。久々の「ケダモノの嵐」はイントロで大きな歓声が上がった。本編ラストとなった「WAO!」では何とドラム台が上昇! 下から阿部が「(ドラムの)音が小さいぞ!」、奥田が「疲れてきたな(笑)」と声をかける。「WAO!」で本編を終えた後、アンコールはニュー・シングル「半世紀少年」。最後の挨拶まで笑顔で演りきった川西は、とんでもない50歳だ…と改めて実感した夜だった。
(取材・文/向出早苗)