アリーナツアー、幕張メッセ公演の模様をお届け!
| HOME MADE 家族 AKATSUKI TOUR 2011-12 ~家族の夜明けぜよ~ | 2012.02.11(SAT) at Zepp Tokyo |
大中小。並んだシルエット。浮かび上がる影に大歓声が沸き起こる。熱い時間の始まりを告げるSEは夜明けを意味する「暁(Introduction)」。アルバム『AKATSUKI』を引っ提げて全国を回るHOME MADE家族が、東京の夜を熱く彩った!
「FREEDOM」からの前半の流れはアッパーチューンで畳み掛けて、強引なほどに、力技いっぱいに、フロアを躍動させる。踊らずにいられない。跳ねずにいられない。ロッキンかつグルービーに会場を席巻するビートにヒートアップする観客を、本気の攻めの姿勢を感じさせる歌で圧倒していくMICROとKURO。ビートが繋がったままに次々に響くトラックに身を任せ、フロアを踏み鳴らす観客はみんな、MICROとKUROと共に声をあげている。「東京ただいまー!」とMICROが声をあげると、フロアからは「おかえりーー!」の大合唱。会場を占めていた灼熱の空気は、ひとたび音が止まれば、温かな“家族”の雰囲気に。全国35ヶ所を回るツアーの前半戦、そのラストのステージであるこの夜。今、この瞬間に聴けるセットリストは、前半戦最後の今だけ、と伝えられるや、観客の歓声からは精一杯に楽しもうという意気が伝わる。
アゲまくる序盤に続く中盤は、強いメッセージをオーディエンス一人ひとりに刻むように届けられる楽曲が並ぶ。中でも「エール」での「音楽でエールを送るよ!」というKUROの言葉が印象的だった。「他には何も出来ないけれど。音楽だけは誰にも負けないぜ!!」とMICROのシャウトで熱を帯びたパートは「No.1」、「スーパーマン」、そして「僕はここにいる」と続き、“歌で寄り添う”という彼らのスタンスが強く出ているのを感じさせる。歌詞に綴られる一言一言をオーディエンスの傍で語りかけるように届ける。そんな彼らのハートに触れた気がした。
「真夏のダンスコール♥」の、ぶんぶん振りまわされるタオルによって舞い上がる熱風と共に始まった怒涛の後半戦。HMKUの3人の立つステージに向けて、オーディエンスが一斉に彼らの名前の刻まれたタオルを広げる場面は、彼らのライヴの一体感に圧倒される。目にする度に胸が熱くなる。「BODY PARTY」まで一気に攻めたて、会場を大きく揺らす。日々を生きていく中で、どうにもならないことで胸を痛めたり、辛くなったりすることもある。でもそんな想いはHMKUの歌と共に騒いで、置いていけばいい。明日の暁を、前向きな気持ちで迎えるために。終盤の「NO RAIN NO RAINBOW」、そして本編ラストとなった「スターとライン」の大合唱を耳にしながら、彼らの真っ直ぐな想いが刺さる。
HOME MADE家族の想いは確かに届いた。それはアンコールを呼ぶ声が「サンキュー!!」の歌声だったことでも彼らに伝わったはず。アンコール最後の「Rolling Stone」まで揺らぐことのない一体感に、胸が熱くなる。そんな時間だった。ツアー後半戦にも期待したい!!
(取材・文/えびさわなち)