シングル『You Are My Life』を撮り下ろし写真で大特集!
| L’Arc~en~Ciel WORLD TOUR 2012 | 2012.3.17(SAT) at TWTC Nangang Exhibition Hall / Taipei, Taiwan |
公演の翌日3月18日、その模様が地元新聞紙の紙面を大きく飾った、L'Arc~en~Cielのワールドツアー【L'Arc~en~Ciel WORLD TOUR 2012】4会場目、台北 TWTC Nangang Exhibition Hallでのライヴ。当日は約10,000人のファンが各国から駆け付け、地元メディアから“超完美演出(完璧なショー)”と高い評価を受けた。
会場に着いて、まず驚いたのがその客層。にぎわう場内のファン同士の会話に耳をやると、現地からはもちろん、日本だけではなく、世界各国からファンが集結しているのが分かる。現に筆者も、開演前に数人の方と話をさせてもらったのだが、台湾人、香港人、マレーシア人、そして日本人が日本語でL'Arc~en~Cielについて会話するという、なんとも不思議な光景だった。
さらに、一生懸命に何か小さなメモのようなものを配るファンからその紙を受け取ると、“Sing song all together”とある。「I wish」の英詞の部分が書かれており、その下に“みんなで合唱して、メンバーを驚かせましょう”といった意味の中国語が併記されていた。この企画を呼び掛けたのは、台湾のL'Arc~en~Cielのファン団体である“L'Anemone FC”。地元のファンが今日のこの公演を盛り上げようと自発的に行なった企画だ。ライヴ翌日、街のCDショップ3店に立ち寄ったのだが、どの店にも日本人アーティストの作品が並び、台湾に呼ぼうという署名活動が行なわれるなど、日本の音楽に高い注目が集まっているのが分かった。その中でも、L'Arc~en~Cielは断トツに人気があるのだという。
まだワールドツアー真っ最中のため、演奏曲について記述するのは差し控えるが、12年も前の曲とは思えないほどに新鮮で、イントロが始まった途端に大きな歓声があがった「いばらの涙」から、ヘヴィかつワイルドにプレイされた「CHASE」、艶めかしく美しい「X X X」など最新曲まで、全19曲を演奏。どの曲でも合唱が起き、L'Arc~en~Cielの台湾での人気の高さを物語っていた。
台湾でのライヴに、メンバーは日本語のMCを一切入れずに臨んだ。hydeが「台湾、こんにちは」「一緒に楽しんで!」「準備はいいか?」と挨拶すれば、kenは果敢にも(!?)「昨日、小籠包いっぱい食べた。食べ過ぎた!」「龍山寺でお経を読んだ」「超可愛い!」と、高度な会話にチャレンジ。さらに、「夜市に行って、hydeのお土産を買った!」と、ゲームのキャラクターの帽子を取り出すと、それをhydeにかぶせて場内を沸かせるサービスも。tetsuyaも、「俺達は少女時代! …違う!!」「俺のバナナが食べたいか~?」「まだ聴きたい?」などと懸命に会話を試みていたのだが、二人とも、アクセントの抑揚を手で上下に動かしながら中国語を話しているのが微笑ましく(笑)、場内の笑いを誘っていた。
最後にhydeが「我愛你們(愛してる!)」「期待下次見(次会える日を楽しみしてる)」と叫び、前述の「I wish」の合唱も大成功と、大いに盛り上がった台北公演。日本のバンドが世界に確実に注目されている――そんな誇らしい気持ちと、それを大歓迎で迎えてくれた台湾のファンに感謝の気持ちでいっぱいになった。
このライヴの翌々日、3月19日には5月26、27日と東京 国立競技場でライヴを行なうことを発表。これはワールドツアー凱旋公演の追加公演として開催するもので、同競技場での単独公演は史上4組目、自身初の快挙となる。まさしくモンスターバンドと称するに相応しい、L'Arc~en~Cielの快進撃。彼らを好きで良かった――改めてそう思わずにいられない。
(取材・文/田上知枝)