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高性能な車載・産業用チップを開発する中国の半導体企業「芯擎科技(Siengine)」は、2026年1~6月期に2億ドル(約320億円)を超える資金を調達したと発表した。山東高速集団(Shandong Hi-Speed Group)や龍鼎投資(Longding Investment)、卓源亜洲(G&O Capital)などの産業資本や地方国有資本が出資し、既存株主も追加出資した。

調達した資金は主に、車載チップのグローバル量産体制の強化と、エッジAI向けコンピューティングプラットフォーム事業の拡大に充てる。

「採用しなければ競争に勝てない」——トヨタも認めた中国製チップの実力

2018年に設立された芯擎科技は、中国で初めて7nm(ナノメートル)プロセスの車載グレードスマートコックピット用チップの大規模量産を実現した企業とされる。製品ラインナップには、スマートコックピット用チップ「龍鷹一号(SE1000)」、自動運転用チップ「星辰一号(AD1000)」、AI(人工知能)コックピット・運転統合チップ「龍鷹二号(SE2000)」、高速接続用SerDes(シリアライザー/デシリアライザー)チップなどが含まれる。

主力製品の「龍鷹一号」は累計100万個規模を出荷した。調査会社フロスト&サリバンによると、2025年の中国スマートコックピット向けSoC市場では、搭載台数ベースで首位となったという。

AIコックピット・運転統合チップ「龍鷹二号(SE2000)」

同社は2026年の北京モーターショーで、5nmプロセスを採用した次世代AIコックピット・運転統合チップ「龍鷹二号(SE2000)」を発表した。AI演算性能は200TOPS、70億パラメーター超のマルチモーダルAIモデルに対応し、最大518GB/sのメモリー帯域幅を備える。また、次世代の電子・電気(E/E)アーキテクチャを見据え、車載向けエッジ中央コンピューティングプラットフォームの開発も進めている。こちらの新製品は、2027年1~3月期に完成車へ搭載される予定だという。

*1ドル=約158円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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