定期預金の預け替えは面倒だからと、「自動継続」に設定している人は多いのではないでしょうか。今回は、元銀行員の筆者と共に自動継続を見直すポイントについて考えてみましょう。


■まず考えるべきことは、使う予定があるかないか
定期預金の自動継続は簡単で便利です。そのため、一度自動継続に設定すると、そのままにしている人は少なくありません。

便利な反面、見直しをせずに継続しているケースも多く見られます。

金利は経済情勢などによって変わるため、ときどき預け方を見直すことも大切です。

自動継続を見直す際には、次の満期日までにそのお金を使う予定があるかどうかを考えてみましょう。

定期預金は中途解約することもできますが、その場合は中途解約利率が適用され、当初予定していた利息を受け取れないことがあります。

満期を待たずに使う予定があるのであれば、自動継続を続けるのではなく、普通預金など使いやすい預け先へ移すことも選択肢の1つです。

■金利の動向によって見直すことも大切
定期預金は、預入期間中は契約時の条件で運用されます。そのため、運用期間中に市場金利が上昇しても、その定期預金の金利が途中で変わることはありません。

一方、自動継続を選んでいる場合は、満期時点の金利で継続されることが一般的です。しかし、金利が上昇している局面では、ほかの金融機関でもより条件のよい商品が出ている可能性があります。

そのため、自動継続のままにするだけではなく、満期のタイミングで預け先や預入期間を見直してみることも大切です。


自動継続が必ずしも悪いというわけではありません。手続きを忘れずに運用を続けられるというメリットもあります。

大切なのは、金利の動向だけでなく、そのお金をいつ使う予定なのか、自分にとって使いやすい預け方になっているのかを確認することです。

定期預金は元本割れのリスクがない金融商品です。ほかの預金商品とも比較しながら、自分に合った預け方を考えてみてはいかがでしょうか。

文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
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