モノをなくしてしまったとき、お金持ち体質の人と貧乏体質の人とでは、探し方にどのような違いがあるのでしょうか? 今回は、探し物をするときに表れる違いについて、元銀行員の筆者と共に考えてみましょう。

■そもそも、お金持ち体質の人は探し物をしない!?
探し物があるということは、そのモノがどこにあるのか分からなくなっている状態です。


いわゆるお金持ちやお金持ち体質の人は、家の中や自分のデスク周りをきれいに整理整頓しているため、探し物をしなくても済むことがほとんどです。

モノを収納するときには必ず決まった場所に置き、「使ったら戻す」を徹底しています。そのため、必要なモノをいつでもすぐに取り出すことができるのです。

家の中の散らかり具合は、頭の中の状態と同じだといわれることもあるほど、思考と身の回りの状態には深い関係があります。

いつも探し物をしている場合は、頭の中も整理できておらず、仕事やプライベートで気掛かりなことを抱えているのかもしれませんね。

■探し物は「時間=お金」を使うことと同じ
一方で、いつもモノを探している人がいるのも事実です。

「どこに置いたのか分からない」と言うのですが、それはモノの置き場所を決めていないからに過ぎません。

探し物をすること自体が悪いとは言い切れませんが、モノを探すためには、それなりの労力と時間を費やすことになります。

例えば、毎日1時間を探し物に費やしている場合、1年間では365時間になります。

2026年8月現在、東京都の最低賃金は1時間当たり1226円です。探し物に使う時間の価値を最低賃金に置き換えると、次のようになります。

1226円×365時間=44万7490円

つまり、年間44万7490円分もの時間を、探し物に使っている計算になるのです。


もちろん、実際にこれだけのお金が出ていくわけではありません。ただ、自由に使えたはずの365時間を探し物に費やしていると考えれば、もったいないと思いませんか?

これだけの時間を探し物に使っているなら、「貧乏体質へまっしぐら」と言われても、納得してしまいますよね……。

■整理整頓を習慣にして、お金持ち体質へ近づく
「時は金なり」ということわざがあるように、探し物をすれば、その分だけ時間、すなわちお金を使ってしまうことと同じです。

いきなりお金持ちになるのは難しいと思いますが、お金持ち体質を目指すなら、まずは探し物をする時間を減らすことから始めてみましょう。

大切なのは、整理整頓を習慣にすることです。モノを置く場所を決め、「使ったら戻す」を心掛けるだけでも、探し物をする時間は少なくなります。

時間を無駄にしない習慣を身に付けることで、お金持ち体質のマインドも育っていきます。

整理整頓を心掛けることが、お金持ち、お金持ち体質へ近づく第一歩になるのではないでしょうか。

文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
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