『さよならララ』は、『メイドインアビス』や『わたしの幸せな結婚』、『盾の勇者の成り上がり』、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』など多数の人気アニメを手掛けるスタジオ・キネマシトラスの設立15周年記念作品として発表されたオリジナルTVアニメだ。童話『人魚姫』を題材としており、200年後に琵琶湖に蘇った人魚姫ララの物語が展開される。
滋賀県出身であり、本作が初監督作品となる小出卓史が監督を務める。キャストはララ役を菱川花菜が演じ、大津茉里役で川石奈奈、グレイス役で深見梨加、ルカ役で村瀬歩、大津祥弥役役で大野智敬、大津誠役役で真殿光昭、大津江万役役で住友七絵、ローワン役役でてらそままさき、リサ役役で津田美波、コータ役役で山本和臣らも出演する。
昔々あるところに、ララという人魚のプリンセスがいた。海の王である父と姉たちに愛され育ったララはある日、地上に生きる人間の王子に禁断の恋をしてしまう。それでもララは、魔女グレイスにもらった薬を飲み、人間の姿になることで地上へと旅立った。しかしそれは、”本当の愛”を見つけなければ泡となって消えてしまう禁忌の薬であった。
人魚のプリンセスでありながら人間との愛を望んだララだが、ついにその願いは叶わず、泡となって海へと消えてしまう。それから200年。長い時を経て、人魚姫ララは琵琶湖に蘇る。
そんな本作では、OP映像において実際にセル画を描いて制作された5カットのアナログパートが、公式X(旧Twitter)で紹介されたことをきっかけにアニメファンの間で大きな反響を呼んだ。このたび公開された対談は、この“フィルムフロー”の制作舞台裏について、監督を務めた小出と同社スタッフが語り合うものだ。
デジタル処理で“フィルム風”の質感を付与できる現代において、なぜ物理的なフィルムに焼き付ける表現を選んだのか。国内唯一の映画用フィルム現像拠点(大阪プロダクションセンター)を擁する同社にとっても10年以上ぶりとなった、アニメの現像・4Kスキャン・カラーグレーディングのプロセスを解説していく。
また、「感度100のフィルム生産終了に伴う露出調整」、「ネガ・ポジ・イマトンポジの比較検討」、「4Kスキャンによる情報の保持」など、デジタルとアナログの境界線を埋めるために現場で行われた、数々の技術的アプローチについても紹介されている。ファンはぜひ目を通してみよう。
■ 対談者プロフィール
小出 卓史(株式会社キネマシトラス / 監督)
高橋 守朗(株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス / タイミング)
関口 正人(株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス / カラリスト)
鈴木 基子(株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス / コーディネーター)
■ 作品情報
作品名:TVアニメ『さよならララ』
原作・アニメーション制作:キネマシトラス
製作:「さよならララ」製作委員会
©キネマシトラス/「さよならララ」製作委員会
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