スキンケア・ボディケア・ヘアケア等の化粧品製造を行う株式会社マックス(本社:大阪府八尾市、代表取締役社長:大野 範子)の研究開発拠点「マックスイノベーションセンター(以下、MIC)」は、石けんメーカーとして長年培ってきた泡制御技術の知見を活かし、「とろみではなく、泡で保湿する化粧水」を実現する独自の泡処方技術を開発しました。
本技術は、必要最小限の界面活性剤設計により泡性能と肌なじみの両立を目指したものであり、泡状態で使用する化粧水における新たな処方設計へのアプローチとして検討しました。
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泡化粧水1
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泡化粧水2
■開発の背景
化粧水は液体処方が主流であり、肌へ塗布する際は手を用いて使用される設計が一般的です。
一方で、液体であるため使用時に手からこぼれたり流れたりすることがあり、肌全体に均一に塗布しにくい場合があります。
こうした使用性の調整手段として、高分子などの増粘剤により粘度を付与し、「とろみ」を持たせた化粧水なども見受けられます。
高分子などの増粘剤の配合量を増やすことで液だれの抑制には寄与する一方で、肌へのべたつきや、肌上での展延性・均一性といった塗布特性に影響を及ぼす可能性があり、使用性と使用感のバランス設計が求められます。
MICではこうした使用特性に着目し、石けん開発を通じて長年培ってきた泡制御技術の知見を基盤に、化粧水を泡状態で使用する処方設計の検討を行いました。
泡の状態で吐出することにより液だれの抑制や塗布時の使用性向上が可能となり、高分子増粘剤に依存しない処方設計として、使用感におけるべたつきの低減や肌上での塗布の均一性に配慮した設計としています。
■泡化粧水処方の基本設計
泡として吐出させることで液だれを抑え、使用性に配慮するとともに、塗布時には泡が肌上で適度に消泡しながら広がることで、顔全体および細部への均一な塗布性の実現を目指しました。
■泡処方技術の設計思想
一般的に、きめ細かな泡を形成・維持するためには、界面活性剤が重要な役割を果たします。
本技術では、家族で使用するスキンケアとして、年齢や肌質の異なる使用者においても肌へのやさしさに配慮した設計を前提としています。
その上で、使用する界面活性剤の種類選定および特定の成分との組み合わせにより、配合量の最小化を目指しました。
さらに、泡の形成性と使用時の肌なじみの両立を図りながら、吐出時には泡の状態を保持することで液だれを抑え、塗布時には肌上で適度に消泡することで広がりやすさを付与しています。
これにより、泡としての扱いやすさと化粧水としてのなじみやすさという異なる使用特性の両立を実現しています。
■本技術の特長
1. とろみではなく泡で設計する発想
従来の粘度付与による「とろみ」設計とは異なり、泡構造により使用性を設計するアプローチです。
2. 必要最小限の界面活性剤設計
泡形成に必要な界面活性剤量を最適化し、泡性能と肌なじみの両立を目指しています。
あわせて、家族で使用するスキンケアとして配慮した処方設計としています。
3. 液だれしにくい泡状態での吐出性
吐出時に安定した泡を形成し、使用時の液だれを抑える設計としています。
4. 塗布時の消泡による均一な広がり
肌上で泡が適度に消泡しながら広がることで、顔全体および細部への塗布性に配慮しています。
5. 泡によるクッション性
塗布時の摩擦による肌への物理的刺激に配慮した使用感を実現しました。
マックスイノベーションセンターURL: https://www.soapmax.co.jp/activities/
マックスイノベーションセンターは、株式会社マックスの研究開発拠点として、化粧品および日用品に関する処方技術や製品開発に取り組んでいます。
生活者の声や使用実態をもとに、肌へのやさしさ、使いやすさ、機能性を両立する製品づくりを目指し、新たな技術と価値の創出を進めています。
マックスイノベーションセンターURL:https://www.soapmax.co.jp/activities/
■今後の展開
株式会社マックスは今後、本技術を泡状化粧水をはじめとするスキンケア製品へ活用し、肌へのやさしさと使いやすさを両立した商品開発を進めてまいります。
株式会社マックス
1905年(明治38年)に創業の化粧品メーカーで、古くは小学校の手洗い石けんとして知られる"レモン石鹸"を多く製造し、現在は、石けん、ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、入浴剤、化粧水、ボディクリーム等の化粧品、及び医薬部外品の企画・製造販売を行っています。
本 社:〒581-0084 大阪府八尾市植松町2丁目9番29号
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