夏休みの旅行では、地図アプリでルートを調べたり、写真や動画を撮影したり、その場でSNSへ投稿したりと、普段以上にスマートフォン(スマホ)を利用する機会が増える。日頃はデータ容量に余裕があっても、旅行中だけ通信量が増え、月の途中で上限に達し、速度制限がかかるケースも少なくない。

 旅行前に現在の利用状況を確認し、自分の使い方に合った通信プランや追加容量のチャージ方法を把握しておくことは、旅先での不便や余計な出費を避けることにもつながる。本記事では、旅行中のスマホ利用の実態を踏まえながら、通信量の目安や容量不足への備えについて整理する。
●スマホの利用実態、地図アプリが電話より身近な存在に
 JTB総合研究所が実施した「スマートフォンの利用と旅行消費に関する調査(2024)」によると、スマホでよく利用する機能は、メッセージ・チャットアプリや検索サイトなどに続き、地図アプリが初めて電話の利用率を上回り、4位となった。情報検索の方法についても、検索エンジンに次いで、地図アプリや動画投稿サイトを利用する割合が4割を超えている。
 また、スマホで旅行商品を予約・購入した割合は前年より3.3ポイント増加し、6割を超えた。ここから、旅行の計画から現地での行動まで、スマホは欠かせない存在になっていることがうかがえる。
●Wi-Fiがない旅行先では、通信量が一気に増えやすい
 自宅ではWi-Fiを利用していても、旅行先では移動中や屋外など、モバイル回線を使用する場面が多くなるだろう。地図アプリの利用に加え、写真や動画のクラウド同期、SNSへの投稿などが重なると、通信量は想像以上に増えやすい。
 普段は契約するプランの範囲内で利用できていても、旅行期間だけデータ使用量が大きく増えることもある。旅行前にはデータ残量を確認し、旅行中の利用も踏まえて容量に余裕があるか見直しておきたい。
●旅行中の一日を想定すると、消費するギガはどれくらい?
 ドコモが提供している「ahamo」の公式サイトで紹介されている旅行中の利用を想定したデータ通信量の目安は、次の通り。
 実際には通信量は利用するサービスによって大きく異なり、これは一例に過ぎない。
さらにSNSへの動画・写真の投稿やクラウドサービスの同期などを行えば、通信量はこうした目安を軽く超えてしまうだろう。
●ギガ不足への備えは「データ追加」と「プラン見直し」
 スマホのデータ容量は口頭では「ギガ」と呼ばれることも多い。旅行中にギガを使い切りそうな場合は、ゼロになる前や契約容量を使い切った後に追加でギガを購入(チャージ)すると、高速通信を継続できる。なお、追加のデータ容量(通常1GB単位)の料金や購入方法は通信事業者によって異なるため、事前に確認しておくと安心だ。
 その月だけの一時的な容量不足であれば、追加容量の購入で対応できる。一方、容量不足がたびたび起こるのであれば、そもそも契約プランそのものを見直すべきといえるだろう。
●通信量を抑える工夫も取り入れよう
 実はスマホのデータ容量は、使い方を少し工夫するだけでも節約できる。宿泊施設や公共施設のフリーWi-Fiの利用や、Wi-Fi環境で写真や動画をまとめて同期したり、地図アプリのオフラインマップを保存したりしておくのもおすすめだ。こうした対策を取り入れることで、モバイル回線による通信量の消費を抑えられるだろう。
 旅行では、地図アプリの利用やSNS、写真・動画の共有などによって、普段以上に通信量が増えやすい。だからこそ、日常の利用状況だけではなく、旅行中の使い方も踏まえてプランを見直すことが大切である。夏休みなど旅行を前に、自分の通信量と契約内容を一度確認しておこう。
(蔵永ゆうこ)
出典:JTB総合研究所|スマートフォンの利用と旅行消費に関する調査(2024)
https://www.tourism.jp/research-reports/smartphone-2024/
出典:ahamo公式サイト|海外旅行では何ギガ必要?1日・1週間の目安や消費ギガの節約方法も紹介
https://ahamo.com/column/column75/index.html
【注目の記事】
エアコンは何年使うのが正解? 電気代と故障リスクから考える買い替え
「iPhone 17e」に買い替えたい人は必見! 今さら聞けない「eSIM」基礎知識
海外旅行は「eSIM」が断然オススメだ【道越一郎のカットエッジ】
ムーミンバレーパーク&メッツァビレッジ、Googleマップベースのデジタルマップサービス開始
ちゃんと使いこなしてる? Googleマップの最新技術
編集部おすすめ