【そろそろ来るか?コンビニエンスガジェット・3】巷にあふれる便利なコンビニエンスストア。最近はオリジナルアパレルまで販売し始め、注目を集めているところもある。
そんな中、充電器やモバ充といったスマホ周辺機器やガジェット類も充実してきた。こちらもそろそろ注目を集めてもいい頃合いではないだろうか。そこで今回、コンビニにおける、ガジェット類の現状やラインアップについて大手3社に取材してみた。最後は、ファミリーマートだ(BCN・寺澤克)。
●定番品を揃えつつ、半固体など安全性配慮の商品を追加
 取材に対応してくれたのは、ライフスタイル本部 CW・雑貨部 日用品・雑貨グループの佐々木高行さん。話題の「コンビニエンスウェア」を展開するのは隣のグループだそうだが、新たに誕生した「FAMIMA PARK AZABUDAI」については「海外からお越しのお客さまにも非常に人気ですね」とその人気ぶりは耳に入っている様子。今回はガジェットの話題となるが、さっそく話を聞いていこう。
──ファミリーマートのガジェット類の展開について教えてください。
佐々木さん(以下敬称略) コンビニでスマホ関連商品を購入する需要というのはやっぱり、忘れてしまった、急に壊れてしまったとか、緊急的なことによるものが多いです。
 ですから、基本的に定番商品のラインアップを大幅に変更するということはありません。売り上げをモニタリングしつつ商品を入れ替えるので、割と堅実な展開になっているかと思います。そのため、ここ最近はラインアップもそれほど変化はないですね。

 しかし、「安心・安全」な商品をお客様にお届けするのが弊社の方針です。しっかりと基本を踏まえながら、4月からは安全性に配慮した半固体電池を採用したモバイルバッテリーを展開するなど、新たな流れも取り入れています。
●カラフルで選びやすいデザインを採用
──店頭でも見かけていたんですが、パッケージの色がカラフルですよね。
佐々木 これは、店内ですぐに見つかるように工夫した結果ですね。Type-C端子がオレンジ、Lightning端子が青、その他が黄色といった形で分けてはいます。
 そして、パッケージデザインはコンビニエンスウェアでクリエイティブ・ディレクターを務める落合宏理さんに監修していただきました。2022年11月からこのパッケージを採用しており、文字の表記などのマイナーチェンジなどは繰り返していますが、当初のデザインから大きく変更は加えておりません。
●充電器とケーブルの2トップ イヤホンも意外と需要がある
──ファミリーマートで売れているのはどんなガジェットですか?
佐々木 一番売れているのはケーブルです。それと同じぐらいでUSB充電器、あとはイヤホンになります。比率にして4対4対2といったところでしょうか。
──充電器が多いんですね。
佐々木 そうなんですよ。
ここは種類が多く意外と自信があるところなんです(笑)。
 弊社の場合だと、まず20Wが3種(2種は各種コード付き)で端子がType-AかType-Cか、そしてさらに45W、65Wモデルもラインアップしている。従来のPower Delivery非対応の2.4Aの充電器もありますよ。
──ケーブルはどうですか?
佐々木 ケーブルもまだまだType-A端子を採用したものが売れていますね。緊急で必要となる場合には、お値段がケーブルの中では安価なので選ばれるのかもしれないです。また、公共施設でも、まだType-Cに対応していないところが多いのも影響しているんじゃないでしょうか。あとは、PCでの利用が多いことも可能性として考えられますね。
 そして、イヤホン。こちらもミニプラグとLightningを中心に安定して売れてきました。急なミーティングが入ってしまったりというのが影響しているんでしょうね。しかし、最近はLightning端子の方は次第に販売数も落ちてきていますね。
──売れ方に地域性などがあれば教えてください。

佐々木 交通量の多い道路に面したロードサイド店舗ですと、シガーソケットに挿すカーチャージャーなどが良く売れますね。
 それと、普通の都市型店舗と違って、2mの長いケーブルが良く売れるんですよ。最近はUSB端子が備え付けられている車種も多いですから、後ろの席までケーブルを引きたい、といった需要もあるんでしょう。
 あとは、車載用の充電器は、災害用でも活躍することがあります。停電時には、車のバッテリーから充電すれば、充電切れは防げますから。ちなみに、弊社が、オフィス街の店舗などに車載品の在庫を推奨しているのはそのためです。
●ファミリーマートで売れているガジェット トップ3を発表!
──それでは、ファミリーマートで売れているガジェットトップ3を教えてください。
佐々木 わかりました。基本的には先ほど申し上げたケーブル類が中心となるのですが…その辺はご了承ください(笑)。
第1位 USB Type-A to Lightning ケーブル 1.2m
佐々木 1位はA to Lightningケーブルでした。いまだにLightningケーブルが強いですね。中古スマホだったり、仕事用のスマホを使われる方もまだまだ多いのでしょう。

第2位 USB Type-A to C ケーブル 1.2m
佐々木 2位は1.2mのA to Cケーブルです。C to Cが主流ではあるのですが、やはりAは根強い人気がありますね。
第3位 USB充電器(20W コードなし)
佐々木 そして3位が20WのUSB充電器でした。2ポートタイプのものになりまして、緊急で揃えるなら値段的にもお財布に優しい商品になります。
●量販店にはない「痒い所に手が届く」ラインアップを継続
──これまで、御社のガジェット商品について聞いてきました。最後に今後の展開などについても教えてください。
佐々木 弊社の売れ筋商品を見ていただくとわかる通り、コンビニって家電量販店と違って、切り替わりが早いってほどでもないんですよね。
 例えば、弊社では、マイクロUSB端子を搭載した3wayのケーブルをまだ取り扱っています。
 探そうと思うと意外と見つからないんですよね、マイクロUSBって。旧型モデルの機器を使っている人ですとか、そういう人の需要をつかんでいて、量販店とはまた違った「痒い所に手が届くラインアップ」になっている。そこは、これからも大切にしていきたいところです。
 また、今後はUSB充電器もワット数が高いものが主流になるかもしれない。
そうした技術革新には対応していくつもりです。そして、ケーブル。こちらも利用シーンに応じた商品をこれからも企画したいです。
 地味ではあるんですけど「痒い所に手が届く」。これが弊社の特徴ですから、引き続き、お客様のお役に立てるような商品展開を続けていきたいですね。
──ありがとうございました!
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