若手ボートレーサーの日本一を決めるプレミアムGI第13回ヤングダービーは22日から27日まで福岡県のボートレース若松で開催される。主役を演じるのはGⅡ初制覇から快進撃を続ける常住蓮(25)選手だ。

選考勝率トップの実績を引っ提げ、ドリーム戦の1号艇から大会をリードする。

 近走の充実ぶりが著しい常住選手がプレミアムGIヤングダービーの主役に躍り出た。初日のドリーム戦1号艇という大役を任され、気合十分。独特の緊張感をパワーに変えている。

 「欲しいタイトルではありますが、そこまでの意識はなかった。しかし、さすがにドリーム1号艇となると違います。若松はいいイメージがありませんが、優勝を狙わないといけない」

 佐賀支部は第一人者の峰竜太選手を頂点にいま黄金期を迎えており、20代の定松勇樹選手、末永和也選手もSGタイトルホルダーになった。「佐賀の若手3人衆」の末っ子の常住選手もこれに続きたいところだ。一時は焦りを抱えていた時期もあったが、いまは「気にしてもしょうがない。自分は自分」と気持ちの整理はできている。

 今年3月、5月とSGに参戦。特に2度目となったSG浜名湖オールスターでは不完全燃焼に終わったことで、反骨心に火が付いた。

 「皆さんがトップレーサーなので、手本になりました。しかし、悔しさもあり、SGの常連になりたいと思った」

 その成果が発揮されたのが7月の児島GⅡモーターボート大賞だ。「今節は優勝を狙ってきた。勝って地元のSGへ」といままでになく気迫を前面に出し、有言実行。念願のGⅡ初制覇を果たし、来年3月の地元・からつでのSGクラシックの出場権を自力で確定させた。「やはり覚悟とメンタルは大事です」

 この快挙を受け、支部トップの峰選手が音頭を取ってハワイで祝勝会を開催。最高峰を知る先輩たちに囲まれ、常住選手はさらなる飛躍と誓い、8月の地元一般戦を制し、その勢いは止まらない。

 趣味は釣り。今度はどんな大物を釣り上げるのか。佐賀勢の優勝となると1994年、前身の新鋭王座決定戦時代の上瀧和則選手までさかのぼる。師匠の峰選手も達成できなかった若きダービー王の勲章をつかむか。

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