英単語の独自解釈に、高市内閣の広報官・佐伯耕三氏へのツッコミが殺到している。佐伯氏は、6月29日に内閣広報官のXアカウントで日刊ゲンダイ記者のポストを引用して以下の投稿をした。
《記事引用だけの「取材に基づかない」記事でしたので、引用元の米記事でインタビューされているキップ・シェルーテスさん(総理の米国時代元同僚)に直接「取材」したところ、「She was technically a Congressional Fellow」(彼女は正確に言えばコングレショナル・フェロー)とのことでした》
この投稿は、当サイトでも指摘したアメリカ・コロラド州デンバーの独立系メディア「WEST WORD」が公開した記事への反論と思われる。
記事では、「Schroeder hired her as a congressional intern. (シュレーダー氏は彼女を議会インターンとして採用した)」と表現されており、また「internship」という単語もあることで、高市首相の経歴詐称疑惑の新たな火種として話題になった。
このポストに高市首相支持者は大喜び。元内閣官房参与の高橋洋一氏は該当ポストを引用し、次のように投稿。
《これネットでは常識だが、これまで政府として反論しないという前提でやりたい放題のオールドメディアさん、やりにくくなったね》
しかし、資源エネルギー庁 LPガス取引適正化アドバイザリーグループ委員の境野春彦氏から次のような反論が届く。
《technicallyの意味は「形式的には」であり、文書にあるCongressional Fellowはシュローダー議員が私的に「名乗っていいよ」と言っているだけのもの。そもそも高市氏の自著にそう書いてあるわけで。大学教授は英語できなくてもなれるものなんですね》
他にも続々とツッコミが殺到。
《technicallyという英単語は、正確に言えば、とは訳せないです。ご修正をお願いします》
《基本的に“teachnically”が使われた時は「間違っていないけど本質的な意味とは異なる」という意味合いが強いから一般的に訳せば「コングレッショナルフェローと言えなくもないけど」となるとところを意図的に捻じ曲げてる》
前衆議院議員の米山隆一氏も以下の内容でポストした。
《これは意図的誤訳だと思いますが、”She was technically a Congressional Fellow”は「正確に言えば」ではなく、「形式的には」であり、恐らくは、「政府のCongressional Fellowのプログラムではないが、松下政経塾の資金でインターンをしているので、形式的にはFellowshipに当たる」趣旨だと思われます》
誤りを指摘した。元長野県知事の田中康夫氏は、
《内閣広報官「妄信者」の笑止千万な「言葉狩り」草 「technically」を「正確に」訳せなくて 灘高・東大の学歴に味噌を付けた内閣広報官の支持者が日刊ゲンダイ 日刊ゲンダイニュース記者投稿をXルール違反だと通報祭りw 落日ニッポン》
と皮肉満点に佐伯氏と高市首相支持者を刺した。
そもそも経歴詐称疑惑の発端は「Congressional Fellow / Internship」以前に高市首相が「米議会立法調査官」と名乗ったことにある。佐伯氏の投稿は論点のすり替えと言えるが、それだけ広まるのが怖いのだろう。
文:BEST T!MES編集部
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