「防災服を着ただけの社会見学」高市首相の被災地視察に同行記者...の画像はこちら >>



 8月3日、高市早苗首相は震度7の大地震の被害に遭った熊本県氷川町を視察した。避難所に到着した高市首相は、避難所生活をする人達と対面。



「心からお見舞い申し上げます。お困りごととか、不安に思ってらっしゃることをお聞かせください。もう国でできることは全部やるつもりで参りました」



 このように述べて、現状について話を聞いたという。その後、今回の地震を激甚災害に指定し、予備費200億円を活用して復旧・復興支援をしていくとした。



 しかし、SNSからは高市首相の被災地訪問での行動について疑問の声が上がっている。被災者の声を聞くために現地へ行くはずなのに訪問したのは一箇所のみ。



 それもエアコン設置済みの教室であり、段ボールベッドが届けられた避難所だった。対面した被災者からは、「昨日、一斉に全員に段ボールベッドが届きました」と暴露されている。



 多くの避難所は、エアコンがない体育館で段ボールや毛布を床に敷いていて、そこにごろ寝する過酷な環境だ。高市首相はリアルな声を聞けているのだろうか。



 滞在時間についても疑問視されている。



 高市首相の訪問に同行取材したフリージャーナリスト・田中龍作氏は、自身のXに以下のように痛烈ポスト。



《クーラー付き、段ボールベッド完備の別格避難所を高市総理が視察したのは、たったの3分間。



 電光石火だった。避難生活の辛さが理解できるはずがない。防災服を着ただけの社会見学だったのだ。》



 内閣広報官・佐伯氏はまた火消しに動く。



《一部SNSで事実と全く異なる情報が流れていますが、高市総理が氷川町の避難所に到着し視察を開始したのは、午後3時13分。視察を終えて避難所を出発したのは、午後4時4分です。避難所視察は51分間ですので、お伝えします》



 と、首相動静のリンクを貼って反論した。リンク先には「同35分から同54分まで、被災者と意見交換」と記載されていた。



 しかし、この日の首相動静にはさらなる火種が。



《同9時17分、公邸発。



 同9時45分、羽田空港着。



 同10時13分、日本航空627便で同空港発》



 このタイムスケジュールである。



 10年前(2016年)の熊本地震で当時の安倍晋三首相が被災地訪問した際、朝6時44分には自衛隊機で羽田を出発し、9時13分に熊本県南阿蘇村へ到着している。



 2024年に起きた能登半島地震で被災地訪問した当時の岸田文雄首相は、朝8時10分に自衛隊入間基地より陸上自衛隊のヘリコプターで現地へ飛び、9時31分に航空自衛隊小松基地に着いていた。



 歴代首相と比べて、「明らかに行動が遅い」という指摘があがっている。



《勤労経験がある高齢者から見たら「お前何やってんだ?」の世界だな。遅くとも6時台に起床、7時台には出発、8時20分までには業務準備完了だろ》



《被災地到着面談開始は15時以後とあまりの遅さにビックリ》



 内閣広報官・佐伯氏は、多くの人が亡くなったイオンモール熊本や日本製紙八代工場などの上空で高市首相が手を合わせていた写真を投稿して非難が集まっている。



 どうやら高市首相を始め、官邸には被災者に寄り添う心を持つ人物が少数派らしい。



文:BEST T!MES編集部

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