「あの本のタイトルを誰か教えてくれ」孫正義が名前を伏せた“人...の画像はこちら >>



 16歳の少年が、日本マクドナルド創業者・藤田田に100回の電話で面会を取り付けた。ソフトバンクグループ総帥がこのエピソードを英語で語った対談動画が、いまXで再拡散されている。

元動画は米投資会社カーライル・グループ共同創業者デビッド・ルベンスタイン氏がホストを務める番組の一場面で、公開から8年、YouTubeでの再生回数も186万回と大ヒットだ。



 起業家人生の原点である藤田田と『ユダヤの商法』(ベストセラーズ)について、自らの肉声で語ったものはこの他にない。貴重な記録だ。



 ただし、この動画で孫は最後まで、藤田田の名も、『ユダヤの商法』という書名も口にしていないのだ。



 ルベンスタインが「マクドナルドのトップに会いたがったそうですね」と水を向けると、孫は「マクドナルド・ジャパンです」と会社名を訂正しただけ。以降は終始「彼(he)」で通す。孫が語ったのは、その人物がベストセラーの著者であること、秘書に何回も電話をかけたこと、3分でいいから顔を見たいと食い下がったこと、そして「コンピュータだ」という助言をもらったというところまで。



 動画のコメント欄には、こんな書き込みが並ぶ。



「彼が読んだというあの本を探しているんだ。だれか知っている人、本のタイトルと売っているところを教えてくれ」



「彼が話している本の名前は?」



「彼が熱中した本って?」



 名も知れぬ人物に感嘆する声もある。



「日本マクドナルドのCEOは、目の前のこの若者が、いずれ自分の100倍成功する人間になるとは思いもしなかっただろう」



 彼らが探している「あの本」こそ、藤田田『ユダヤの商法』である。1972年の初版刊行、2019年に新装版として復刊し、累計120万部。

「銀座のユダヤ人」と呼ばれた藤田田が説く“金儲けの定石”は、日本では半世紀を超えて読み継がれてきたロングセラーだ。



 英訳版はなく、世界的に知られた本ではなかった。しかし、あの『マサヨシ・ソン』の人生を変えた一冊として、にわかに熱視線が注がれている。『ユダヤの商法』とその著者『デン・フジタ』の名前が令和になって、海を越えようとしている。



文:BEST T!MES編集部

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