千葉県内の最低賃金(時給)で2026年度改定額について厚生労働省千葉労働局の諮問を受けた「千葉地方最低賃金審議会」(村上典子会長)は5日、現行の1140円から55円(4・82%)増の1195円にすることを小山英夫局長に答申した。中央審議会が示した「千葉県の引き上げ目安54円」を1円上回った。
今後手続きを経て決定すれば10月1日に発効する見込み。
(池田和弘)
 引き上げ額は昨年度の64円に次いで過去2番目、率は同3番目(最低賃金を時給額に一本化した02年度以降)。審議会では労働者と使用者側双方の委員、中立の公益委員の全員が賛成した。全会一致は2年ぶり。
 労働者側は消費者物価指数が全国基準と比べて高水準で推移しているなどとして大幅引き上げを要求した一方、使用者側は中小企業で設備投資が重要であり、価格転嫁も十分に進んでいないなどと主張。議論を重ねて55円でまとまった。
 県内最低賃金の改正決定に関する報告書も取りまとめ、同局に「価格転嫁対策の徹底や消費者の理解促進」「生産性向上や経営に対する支援強化」「いわゆる年収の壁への対応」などに取り組むことを求めている。
 答申への異議申し立ては20日まで受け付けている。
 千葉の審議会は公益委員と労働者委員、使用者委員各5人で構成。最低賃金は常勤やパートなどで区別はなく、県内事業所の全労働者と使用者に適用される。
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