全国的に厳しい暑さが続くなか、子どものあそび環境にも変化が生じている。

環境省・気象庁による「熱中症警戒アラート」は、2025年に全国で1,749回発表され、運用開始後最多を記録した。
さらに、2024年には「熱中症特別警戒アラート」の運用も始まり、熱中症対策への関心は一段と高まっている。また、2026年夏(6~8月)も全国的に平年より気温が高くなると予想されている。

ボーネルンドはこうした状況を受け、熱中症警戒アラート時代でも子どものあそび時間を守るために、夏休みのあそび方やあそび環境に関する提案を発表した。

○約8割の親が暑さや天候への不安を実感

ボーネルンドが2026年6月に実施した調査によると、約8割の親が「夏の暑さや天候による体調面への不安」を感じていることが分かった。さらに、親世代と比べて公園で長時間遊ぶ子どもが減少している傾向も見られたという。

近年は熱中症リスクを示す指標として「暑さ指数(WBGT)」が活用されており、環境省ではWBGT31以上を「危険」レベルとしている。東京では7~8月を中心に危険レベルの日が連日発生しており、子どもたちが長時間屋外で遊ぶことが難しい状況が続いているという。

同社は、公園遊びの重要性は認識されている一方で、「公園に行かない」のではなく「長く遊べない」ことが、現在のあそび環境の変化として表れているとしている。

こうした中、外遊びと室内遊びを対立的に捉えるのではなく、子どもが夢中になって体を動かす機会をいかに確保するかが重要だとしている。暑さの厳しい日は無理に屋外で過ごすのではなく、季節や天候に応じて遊ぶ場所やあそび方を選択しながら、子どもの成長に必要な「あそび」を確保することを提案する。
○「キドキド」で夏休み限定プログラムを展開

ボーネルンドでは、発達段階に応じて「走る」「跳ぶ」「登る」「回る」などの多様な動きを体験できるあそび環境を展開している。

その一つである親子の室内あそび場「キドキド」では、気温や天候に左右されることなく、子どもたちが体を動かして遊べる環境を提供する。


館内には、走る・跳ぶ・登るなど多様な動きを引き出す遊具を配置。遊びを通じて自然と運動量を確保できる設計としている。

夏休み期間中は、ダンスやスポーツ、ものづくりなど各分野で活躍する専門家とともに行う「スペシャルプログラム」を開催するほか、「冷やしかんてんネンドで遊ぼう!」などの限定企画も実施する(同プログラムは、PLAYLOT、キドキド 有明ガーデン店、マークイズみなとみらい店、川崎ルフロン店で実施予定)。
○「プレイヴィル」では水あそびプログラムも

屋内外のあそび場「プレイヴィル」では、屋内と屋外を組み合わせながら、多様なあそび体験を提供している。

夏休み期間中には、夏季限定の1DAYパスを販売するほか、昨年も実施した「びしょびしょプログラム」を開催。水あそびを通じて、暑い季節でも無理なく体を動かす機会を提供するとしている。

対象店舗はプレイヴィル 天王寺公園、大阪城公園、安満遺跡公園。7月21日(火)16時から15~30分程度の実施を予定している。
○熱中症対策を実施、新遊具や夏限定イベントも

ボーネルンドでは、施設内の温度管理に加え、水分補給用の休憩スペースや自動販売機を設置。プレイリーダーが子どもたちの様子を見守りながら、適宜水分補給を呼びかける体制を整えている。

また、屋外エリアを備える施設では温湿度計を設置し、熱中症指標を表示して注意喚起を実施。熱中症が疑われる場合の対応フローの整備に加え、経口補水液や塩分タブレットも常備しているという。


さらに8月上旬からは、大型組み立て遊具「ジャイアントポリドロン」や、ごっこ遊び向けのフードセットなどを順次導入する予定。一部店舗では大型遊具「エアムーブ」や魚釣り遊びも展開する。

このほか、「BorneLund PLAYFUL SUMMER 2026」では、「からだ遊び」「組み立て遊び」「表現遊び」「ごっこ遊び」「感覚刺激・学び」の5つのカテゴリーであそび体験を展開。クラフトイベントやダンスプログラム、ダブルダッチ体験会、パルクール体験会なども予定している。

ボーネルンドは1981年の設立以来、「あそびの道具と環境」を提供する事業を展開している。全国で屋内あそび場「キドキド」や「プレイヴィル」などを運営するほか、自治体と連携したあそび場開発や探究学習施設の運営などにも取り組んでいる。現在、自治体と連携したあそび場開発は全国70カ所以上に広がるなど、子どもの成長を支える環境づくりを進めている。
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