バイドゥが提供する「Simeji」は7月17日、「世界絵文字デーに関する絵文字調査」の結果を発表した。調査は2026年6月22日~6月28日、男女4,953名を対象にインターネットで行われた。
○「」が13か国で1位
2026年上半期も「」の勢いが目立った。20か国中13か国で第1位となり、昨年(16か国中12か国)から首位の座をさらに拡大。悲しみだけでなく、共感・感動・テンションの上がりすぎなど、「感情が頂点に達した瞬間」のリアクションとして、各地で共通の使い方が定着しているようだ。
○ハート系は海外で存在感大、日本のTOP5には入らず
❤️や、といったハート系は、イタリア・ロシアで❤️が1位、メキシコでが3位など、多くの国のTOP5に顔を出している。一方、日本のTOP5は・‼️・・・で、ハート系は圏外。愛情をストレートにハートで示すより、強調や気遣い、感情のピークを絵文字で補う傾向が、日本らしい差として浮かび上がった。
○ストレートな笑い vs やわらかいニュアンス
イラク・エジプト・サウジアラビアなどではやが1位にランクインし、感情をはっきり見せるスタイルが強い一方、日本はに続き‼️・が上位。文章のトーンを補う強調や、相手に気を遣うリアクションが目立つ。なお日本でも4位にが入るものの、2位・3位はニュアンス調整系が占め、"ストレートな笑い一辺倒"ではない点が特徴だ。同じ絵文字文化圏でも、国ごとに"出し方"の好みが分かれる結果となった。
○日本のランキング、昨年からの変化
の王者地位は継続。日本は昨年も今年も‼️・がTOP3に入り、共感と気遣いの絵文字文化が根強いことがわかる。
強調のやわらげ(‼️)がより前面に出た形となり、あわせて今年は・もTOP5入りし、大笑いと嬉し泣きの表現が広がっている傾向が見られる。
○日本は共感と気遣いを表す絵文字が上位に
日本のTOP5は、【1位・2位‼️・3位・4位・5位】だった。「大泣き」がトップなのは多くの国と同じだが、続く並びは日本らしさがはっきり出ている。
2位の「‼️」は、文章のトーンを補い、驚きや強調をやわらげる役割として人気。直接的に強い言葉を使うよりも、絵文字でニュアンスを調整する日本人らしいコミュニケーションスタイルが表れている。
3位の「」は、焦りや困った気持ち、照れを添えるときに使われやすく、相手に気を遣いながら空気を和らげる文化が反映されている。
4位の「」は大笑いのリアクション。海外ではと並んで上位に入りやすい一方、日本ではTOP5入りしつつも‼️・の後ろ。感情をストレートに出す笑いと、気遣いのバランスがうかがえる。
5位の「」は嬉し泣きや感動をやわらかく伝える顔。と同じく感情のピークを表しつつ、よりあたたかく共感をにじませる使い方が特徴だ。
○アメリカ、イギリスの特徴
アメリカ、イギリスが1位なのは日本と同じだが、アメリカは・・❤️・がTOP5に、イギリスは❤️・・・が続く並び。大笑いやハートに加え、で失恋・失望までストレートに載せる文化が目立つ。は失恋だけでなく、日常の軽い悲しみをユーモアに変える場面でも使われ、感情の振り幅を広く出すスタイルがうかがえる。
○フランスの特徴
フランスは1位、2位❤️、3位と、笑いと愛情と感情ピークがTOP5の前半を占めるバランス型。去年に続き、率直なリアクション文化が強い国の一例だ。
○ロシアの特徴
ロシアでは❤️が1位となり、も3位にランクイン。愛情表現を積極的に前面に出す使い方が際立っている。
○インドネシアの特徴
インドネシアは5位にが入ったのが独自色の強いポイント。「無表情」や「乾いた笑い」、呆れのスラング的リアクションとして使われることが多く、SNSミーム文化がTOP5に直接乗り入れた例といえる。3位のとあわせ、ネット文化と日常の礼儀が同居するランキングとなった。
メキシコの特徴
メキシコは20か国で唯一、が1位に。
○ブラジル、アルゼンチンの特徴
どちらもが1位、が2位。❤️やなどもTOP5に入り、喜びだけでなく痛さや情熱まで絵文字で丁寧に出す、ラテンアメリカらしい感情表現が見られた。
○普段よく使う絵文字
「世界人気絵文字ランキング」の日本1位に対し、Z世代アンケートでの「普段使う絵文字」では、と‼️が上位。実際のメッセージでは「気遣い」や「強調のやわらげ」としてこれらの絵文字が頻繁に使われていることがわかる。
○最も好きな絵文字
最も好きな絵文字は「世界人気絵文字ランキング」の人気TOP5外だった。通称「ゆがんだ顔」絵文字は、今年2026年3月25日にリリースされたiOS26.4から新登場した絵文字。絶妙に気持ち悪い表情が、Z世代の間で急速に支持を獲得している、新しい"定番絵文字"として注目されている。
○「今っぽい」と感じる絵文字TOP5
「今っぽいと感じる絵文字」でも「最も好き」と同じ絵文字が1位を獲得。トレンドの最先端は「使われ方」だけでなく「好み・感覚」にも現れていることがわかる。
○場面で変わる絵文字の使い分け
Z世代にとって、絵文字は"好きなものを1つ選ぶ"ものではなく、送る相手や場面に合わせて使い分けるもの。そんな実態がシチュエーション別のランキングから浮かび上がった。
まず、「職場や学校のグループでよく使う絵文字」を聞くと、1位は、2位、3位と、「了解」「感謝」「お願い」を端的に伝える絵文字が上位を占めた。フォーマルな場では、感情よりも礼儀正しさが優先される使い方がうかがえる。
一方、「SNS投稿でよく使う絵文字」の1位は✨がランクイン。続く2位、3位と、投稿を華やかに見せる"キラキラ感"が重視される結果に。
「好きな人とのやり取りで使う絵文字」では、顔がまた変わる。1位、2位、3位と、やわらかく愛情を込めた表現が中心に。職場や学校のグループで使うとは対極的な、あたたかい並びだ。
同じユーザーでも、職場や学校のグループでは、SNSでは✨、好きな人にはなど、場面ごとに絵文字が変わる。Z世代の絵文字文化は、もはや"何が1位か"だけでなく、"どこで使うか"で形作られていることが、このランキングから読み取れる。
○Z世代が敬遠する絵文字の表現とは?
「使うと少し古い印象を受ける絵文字」では、1位、2位、3位❣️と、かつての定番が上位に並んだ。曖昧な笑顔のはおじさん構文の象徴として、や❣️は"使いすぎた定番"として敬遠される傾向がうかがえる。
「苦手だと感じる絵文字」でも、が1位に。
ここで注目したいのが、場面による評価のギャップ。は職場や学校のグループで1位ながら、「古い印象」では4位。場面では必須でも、プライベートで送られると"古い"と感じる。同じ絵文字への評価が、文脈によって真逆になる好例だ。
また、は「世界人気絵文字ランキング」では日本6位・各国でもTOP10に入る人気絵文字ながら、Z世代アンケートでは「古い印象」2位。世界で使われている絵文字でも、日本の若者の感覚では"鮮度が落ちた"と捉えられることがある。
○約4割が「頻繁に使用」、約3割が「冷たい」と感じる
絵文字が、Z世代の日常のコミュニケーションにどの程度根づいているのか。絵文字の利用頻度から"冷たさ"の感じ方まで、アンケートでその実態を聞いた。
「普段のメッセージで絵文字をどのくらい使いますか?」という質問では、1位が「頻繁に使用する」で最多。2位「たまに使用する」、3位「2~3回に1回程度」と続き、約85%が何らかの形で絵文字を使っていることがわかった。1回のメッセージで使う個数は1位「2~3個」が最多で、2位「1個」が続く。











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