3年ぶりのシリーズ続編として再始動した日曜劇場『VIVANT』(TBS系/毎週日曜21時)。2023年に放送された第1シーズンを上回るスケールと怒涛の展開に早くも熱狂が渦巻いている。

現在、TVerではドラマの制作現場に密着したメイキング『VIVANT‐Adventure Log‐』が配信中。ここでは現在配信されている「V_Log#11~#13」の内容をもとに、ドラマ史上類を見ない本作に迫っていきたい。

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■乃木が土下座!? 本編未収録のアドリブや貴重なリハーサル映像も!

 『VIVANT‐Adventure Log‐』の見どころとして真っ先に挙げられるのは、ドラマ本編には入りきらなかった豪華キャスト陣の熱演やリハーサル映像が見られるところ。その中でも番組ファンを驚かせたのが、第12話の撮影現場に密着した「V_Log#12」だ。ちなみに第12話では、主人公の別班員・乃木(堺雅人)の別人格“F”がテントの幹部・アリ(山中崇)を拷問するシーンが描かれた。

 撮影に臨んだ山中は、実際にイスに拘束されF役の堺と向かい合うことに。画面上で2人きりになった堺と山中の熱量の高い芝居は、7分以上の長回しで撮影され、台本15ページにわたるシーンをほぼ撮りなおすことなく乗り切った。異例の6時間巻きとなった撮影現場で、原作・演出・プロデュースを手がける福澤克雄も「15ページのセリフを1回も間違えずにいう役者がこの2人ですよ」と堺と山中を絶賛する。

 第12話の本編では、拷問された後、乃木に別人格があることに気付いたアリが「ホントの乃木さんどっちですか!?」「私はその“友だち”が大嫌いです!」とFへの怒りをあらわにする姿や、彼の剣幕に乃木が思わず「すみません」と謝罪する場面も描かれていた。

 「V_Log#12」には、本編ではカットされた“続き”も収められていて「もっと謝れよぉ! 足りないよぉ!」と絶叫するアリに、乃木は思わず膝を折ってまさかの土下座。そんな乃木に追い打ちをかけるように、アリは「もっと謝れよぉ!」と怒りをぶつける…。この本編未収録シーンに対して、SNS上には「『あれ?こんな場面、あったっけ?』と驚いた」「アリの激しい怒りが伝わるし、乃木さんの優しさ(土下座)が伝わって良い」「本編で見たかったー!」といった反響が相次いでいた。


 また「V_Log#13」は、第13話で放送された乃木と長野(小日向文世)の対面シーンにも密着。2人が向かい合って別班員としての“主要勤務歴”を伝え合うシーンでは、堺と小日向がリハーサルから本番さながらの熱演を見せる。さらに撮影後、小日向が本番を振り返りながら「痺れるシーンでしたねぇ…」と目を細める様子や共演者の堺について「まったく噛まずにきますね」と称える姿も収められている。

二宮和也が堺雅人へ苦言? 豪華キャストの生の声

 作品のスケールをさらに壮大なものにしているのが、主演の堺をはじめとして超豪華なキャスト陣。『VIVANT‐Adventure Log‐』では、冒険活劇を彩る俳優たちへのインタビューや撮影の合間に語った何気ない言葉が惜しげもなく盛り込まれている。

 第13話のラストでまさかの“裏切り”が示唆された警視庁公安部の野崎を演じているのが、『下町ロケット』シリーズでもおなじみに阿部寛。「V_Log#11」収録のインタビューでは、堺が主演を務めた『半沢直樹』シリーズに衝撃を受けたと明かしつつ、第1シーズンの撮影で堺と福澤のタッグが間近で見れたことを「夢が叶った」と振り返る。続けて阿部は「それを踏まえての今回なんでね、どういうふうな決着を付けていくんだろうなっていうのは、すごく期待して入りましたね」とコメント。

 乃木を“兄さん”と呼び慕うノコルを演じる二宮和也は「V_Log#13」の中で主演の堺について「堺さんは目の前に壁があると“どう登ろうか”っていう楽しみ方をするタイプ」と分析し「登るんすよ、確実に」と称賛。その一方で二宮は「それをすごくやってほしくなくて僕は…」と苦笑しつつ「堺さんだから登れるんですけど、我々がその壁、ついていかなきゃいかないわけですから。“大変だなぁ”みたいなのはありますよね」とユーモラスに苦言を呈す一幕も。

 さらに、悪役・山本を好演し番組ファンから愛されている迫田孝也も「V_Log#13」に登場。
第2シーズンの時点では亡くなっている山本について、迫田は視聴者の反響として「“山本がいないと”って声はよく聞きますね」とポツリ。さらに「みんな双子説とかいうけど、僕は五つ子説。五機いるつもりでやってたんです」と打ち明ける。ネット上には迫田演じる山本について「山本出てる! 嬉しそう笑」「復活してるw」「山本五つ子説推してて好き」など根強い人気を証明するような声が集まっている。

■AI部屋の撮影にスタッフも「なんとか無事に終わって」

 第2シーズンのスタートと共に視聴者をびっくりさせたのは、高山みなみが声を担当する別班が誇るスーパーコンピューター「AI ハヤト」。「V_Log#13」には、ハヤトの部屋の裏側も公開されている。

 ハヤトの部屋は700枚を超えるLEDパネルで360度囲んだ特別セット。日本のドラマでここまで大規模にLEDセットが使われるのは極めて異例とのこと。LEDオペレーターのスタッフも「なんとか無事に終わってくれって心の底から願ってます」ともらすほど、前例がないハヤトの部屋での撮影。リハーサルに密着するカメラが監督を務める福澤の「どう撮ってくかだよ。大変だよ」というリアルな反応やリアルタイムでLEDパネルの映像をコントロールするスタッフの苦悩、さらに700枚を超えるLEDパネルを前に、芝居のアイデアがあふれ出す堺の生き生きとした姿を捉える。スタッフ陣の奮闘ぶりには「こりゃどの役割の人もみんな大変だわ」「CGかと思ってた」「すごすぎでしょ」といったコメントがSNSに寄せられている。


 また『VIVANT‐Adventure Log‐』のバックナンバーでは、劇中に50以上のセットが登場することや、300人を超えるエキストラが集結した丸菱商事オフィスでの撮影、また100人を超えるエキストラが参加した病院の爆破シーンの裏側も紹介されている。

■ロケ地も破格! 堺雅人絶賛の海外ロケや貴重な国内の風景も

 『VIVANT』の魅力はなんといっても世界を股にかけて展開する壮大なストーリー。第12話では、物語の舞台が地中海東部に位置するキプロスから東南アジアのタイへ。「V_Log#12」では現地のスタッフも参加したタイでのロケが記録されている。

 タイでのロケは乾季を迎えた1月に2週間にわたって行われ、首都バンコクやリゾート地としても知られるパタヤで撮影が実施された。タイでのロケが順調に進む中、カメラを向けられた堺は「帰りたくないですね、僕は」「ここでずっといようよ」と笑顔を見せる。また堺は第1シーズンでは水辺のシーンが少なかったと指摘しつつ「シリーズの中でも毛色の変わった映像が撮れたんじゃないかなという気がします」と自信をのぞかせる。

 今後も物語の舞台がワールドワイドに広がっていく本作。テレビドラマではなかなか見られないロケーションからも目が離せない。

 一方、国内に目を転じてみると、タイの実業家チョッキー(Tanapak Jongjaiphar)の豪邸の1階部分は岐阜県庁で撮影されていた。「V_Log#13」では、高級家具で飾り付けられた県庁1階のエントランスを見ることができる。ちなみに現在、岐阜県庁には『VIVANT』のフォトスポットが設置されていて、劇中の新庄(竜星涼)の食事も再現されている。
SNSでは「岐阜県本気すぎてヤバい」「なぜ岐阜県庁に白羽の矢が…?」などの声や“聖地巡礼”に訪れたファンの「岐阜県庁に納豆食べに来たよ!」「多くの人が納豆を混ぜに集まってました」といった投稿を見ることができる。

 『VIVANT-Adventure Log-』はドラマと連動して、今後も新たなエピソードが配信される予定。レアな映像が多数収録されているメイキングも本編同様に注目したい。(文:すずきひろし)

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