北朝鮮の朝鮮外務省10局の報道官は13日、韓国の李在明大統領が欧州連合(EU)首脳との共同声明で北朝鮮の核開発やロシアとの軍事協力を非難したことを受けて談話を発表し、「韓国はやはり敵対と対決を体質化した不変の敵国である」と強く反発した。朝鮮中央通信が伝えた。
談話は、李大統領がEUとの共同声明で北朝鮮の核保有国としての地位や露朝軍事協力を「不法」で「認定しない」としたことを、「明白な主権侵害」「重大な敵対行為」と規定。「『体制尊重』『敵対行為不追求』といった偽装看板を自ら投げ捨てた」と主張した。 その上で、「韓国が敵対と対決を根本としていることはすでに内外に刻印されている」とし、「朝鮮とアジア大陸侵略のための米国の『短剣』が韓国の実体であり、宿命である」と従来以上に強い表現で韓国を批判した。 今回の談話で特に注目されるのは、「朝鮮外務省10局のスポークスマン」という肩書が北朝鮮メディアに初めて登場した点だ。これまで対韓政策に関する声明は、朝鮮労働党の金与正総務部長や外務省報道官、かつての祖国平和統一委員会などが担ってきた。 北朝鮮は2023年末の党中央委員会総会で、韓国を「和解と統一の対象ではなく、第一の敵対国」と位置付け、祖国平和統一委員会や民族経済協力局など対南機関を相次いで整理・廃止した。その後、韓国関連業務が外務省へ移管されたとの見方が出ていたが、「10局」の存在が公表されたことで、対韓政策を担う専門部署が外務省内部に新設・再編されたことが確実になった。
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