北朝鮮で、不純録画物(違法映像)の流布容疑で逮捕された黄海南道海州市の青年2人が、5月末に公開処刑されていたことがわかった。デイリーNKの現地消息筋によると、当局はわざわざ2人の大学時代の後輩たちを集め、刑を執行したという。

以前、スイスのジュネーブで開かれた「人権と民主主義のためのジュネーブ首脳会議」でスピーチした脱北者出身の作家であるハン・ソンミさんは、自身に脱北を決心させた2009年のある出来事について語っている。

当時15歳だったハンさんは、ある女性が公開処刑される現場を強制的に「参観」させられたという。

「(北朝鮮当局は)彼女の夫と4歳の娘を含む、地元の人すべてを集めた。彼女を杭に縛り付け、3発の銃弾を撃ち込むのを見守るよう強要しました。 私はあとのきの銃声と、彼女が前に崩れ落ちる姿を決して忘れられません」

北朝鮮の刑執行では、3人の射手が3発ずつ撃つのが一般的だという。自動小銃で撃つのだから、1発ずつでも確実に絶命するはずだ。3発を撃ち終えるまでの時間は数秒から十数秒だろうが、恐怖の中で見守る人々にとってはよほど長く感じられるに違いない。

北朝鮮では、こうした恐怖政治的な手法が一時的に鎮静化することもあるが、最近になってまたもや深刻になっているのかもしれない。

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