◆第108回全国高校野球和歌山大会 決勝 智弁和歌山4―3耐久(27日・和歌山市紀三井寺)

 智弁和歌山が3年連続29度目の夏の甲子園出場を決めた。

 初回に内野ゴロの間に先制すると、なおも2死一塁で5番・楠本龍生二塁手(3年)が右翼席に2ランを放り込んだ。

2回に2点を返され、8回には同点に追いつかれたが、その裏には2死から井本陽太右翼手(2年)が左前安打で出塁すると、U18日本代表候補の山田凜虎捕手(3年)が左前安打を放ち、敵失を誘って1点を勝ち越した。山田は4打数4安打と大舞台で勝負強さを見せつけた。

 接戦をものにした中谷仁監督は試合後のインタビューで「いや、しんどかったという感じです。(耐久は)もう本当に素晴らしいチームで、春の決勝戦も苦戦したんですけど、本当にしぶとかったです。この大会、1回戦から本当にどれも素晴らしいチームでいつ負けてもおかしくなかった5試合をこなしてこれたと思います。なので、和歌山県代表として一日でも一戦でも長く甲子園で戦うことを約束したいと思います」と話した。

 智弁和歌山は5年前の2021年夏に春夏通じて4度目の甲子園制覇を果たした。だが、ここ4年で3度出場した夏聖地では、全て初戦敗退の憂き目に遭っている。今夏は大阪桐蔭、智弁学園、報徳学園、東洋大姫路など、近畿の強豪校が続々と敗退。阪神、巨人でもプレーした中谷監督率いる西の雄が、存在感を示す。

◆智弁和歌山の戦績

2回戦  6―0那賀

3回戦  7―6田辺

準々決勝 2―0市和歌山

準決勝  8―1和歌山工

和歌山大会の過去5年の優勝校

2021年 智弁和歌山(優勝)

2022年 智弁和歌山(初戦敗退※2回戦)

2023年 市和歌山(2回戦敗退)

2024年 智弁和歌山(初戦敗退※2回戦)

2025年 智弁和歌山(初戦敗退)

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