北朝鮮北西部の平安北道新義州市で豪雨による浸水被害が発生し、住宅地の一部で停電や断水が続いていることが分かった。デイリーNKの現地消息筋が27日までに伝えた。

新義州は2024年夏にも鴨緑江の氾濫による大規模な水害に見舞われた。あまりの酷さに国際社会からは支援の申し出が相次いだが、北朝鮮はそれらを断り、自力での復旧作業を遂行。

しかし、その過程で犯罪や人権侵害が発生し、被災者を何重にも苦しめた。作業に大量に人員が投入されたにもかかわらず、補給が疎かにされたため、腹をすかせた労働者が盗みに走るなどしたのだ。

また、被害復旧作業に動員された白頭山英雄青年突撃隊(半強制の建設ボランティア)所属のエリート隊員2人が当局に逮捕された。女性隊員に対する性暴力など様々な犯罪に関与した容疑だった。

隊内では、この2人に「性上納」を強いられていない女性隊員はいないというほどで、「もう我慢できない」と怒りを爆発させた被害者らが通報したとされる。

今回の水害でも、現地の人々は当局の支援を待つしかないが、「復旧の過程で何が起きるかが心配だ」と消息筋は話している。

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