1位は平均年収2000万円超え!
前年からも100万円超アップ
今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が高い不動産会社ランキング2025」を作成した。対象期間は、2024年4月期~25年3月期。単体の従業員数が30人未満の企業は除外している。
早速、ランキングを確認していこう。
1位となったのは、ヒューリック。平均年収は2035.7万円と、今回のランキングで唯一、平均年収が2000万円を超えた。
東京23区など都心部を中心にオフィスビルや商業施設などを保有しており、不動産開発や賃貸事業を手掛けている。
ヒューリックは、前年の同ランキングでも1位だったが、その対象となった23年12月期の実績では平均年収1908.0万円だったので、今回(対象となった24年12月期)は1年前と比べて100万円超アップしたことになる。
24年12月期の業績は売上高5916億円(前期比32.5%増)、営業利益1634億円(同11.7%増)、純利益1023億円(同8.1%増)だった。オフィスビルなどの不動産賃貸収入や、販売用不動産の売り上げが好調で、純利益は過去最高となった。
好調な業績を受けて、24年度はベアと昇給を合わせて10%超の賃金引き上げを行ったという。
ヒューリックの統合報告書(2025年版)によれば、「25年も10%超引き上げる」予定とのことで、さらなる平均年収アップも期待できそうだ。
2位は地主で、平均年収は1915.7万円だった。
22年1月に日本商業開発から社名を変更した同社は、建物を所有するのではなく、「土地」だけに特化して不動産開発や投資を行う独自のスタイルを確立している。
地主も前年(平均年収1718.3万円、23年12月期)から200万円近い大幅な年収アップとなった。
3位は三井不動産で、平均年収は1756.2万円だった。
従業員の平均年齢は42.4歳で、従業員数は1928人(25年3月末時点)と最も多かった。
前年のランキングでは平均年収1289.2万円(24年3月期)で4位だったが、平均年収は前期比で3割超もアップし、今回はトップ3入りとなった。
25年3月期の業績は売上高2兆6254億円(前期比10.2%増)、営業利益3727億円(同9.7%増)、純利益2488億円(同10.8%増)と増収増益だった。
4位は霞ヶ関キャピタルで、平均年収は1677.7万円。
物流施設やホテル、ヘルスケア施設などの不動産開発やコンサルティングを行っている。
5位は三菱地所で、平均年収は1347.8万円だった。従業員数は1242人(25年3月末時点)と、トップ5社では三井不動産に次いで多かった。
平均年収1000万円超は15社
13社が東京都の企業
今回のランキングで、平均年収1000万円を超えた企業は15社に上った。そのうち13社が、東京都に本社がある企業だった。
近年、東京の都市部では不動産価格の上昇が顕著になっている。こうした傾向が不動産業界の好業績につながり、また人手不足や物価高の状況も相まって平均年収を上げる企業が増えているといえそうだ。
(ダイヤモンド・ライフ編集部)

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