平均年収は2295万円
1位となった企業は?
今回は、上場企業の有価証券報告書などに記載された平均年収のデータを使って、「年収が高い会社ランキング2026」を作成した。
対象は単体の従業員数が100人以上の上場企業(100人未満は除外)だ。従業員100人未満の会社は、少数の従業員で構成される持ち株会社(ホールディングス)などが多く、当該グループ企業の一般的な年収よりも高くなりがちな特性があるためである。
早速、ランキングを確認していこう。
1位となったのは不動産大手のヒューリックで、平均年収は2295.5万円(従業員数234人、平均年齢39.7歳)だった。
前回(2025年版)のランキングは3位で、平均年収は2035.7万円(従業員数233人、平均年齢38.9歳)だったが、今回は259.8万円もの大幅な増額となり、順位も2つ上昇した。
ランキングの対象となった2025年12月決算は、国内外の投資家による事業用不動産への投資意欲が高く、オフィスを中心として多くの大型取引が成立するなど、活発な市場環境が続いた。こうした追い風もあり、売上高は7274億円(前年同期比22.9%増)、純利益は1143億円(同11.7%増)で、最高益を更新した。
さらに、2026年6月中間期も売上高、純利益ともに前年同期比で2桁増となっている。業績の好調が続いていることから、今後も高水準の平均年収が期待できそうだ。
キーエンスの年収を超えた
昨年上場の不動産会社は
2位はM&Aキャピタルパートナーズで、平均年収は2265.8万円(従業員数296人、平均年齢32.4歳)だった。
M&A(企業、事業の合併・買収)の仲介サービスを主力事業とする同社は、このランキングの常連企業。2021年版から5年連続の1位に輝いたが、今回は約30万円差で2位となった。
そのM&Aキャピタルパートナーズを僅差で追うのが、3位となった不動産買い取り再生事業などを行うセンス・トラストで、平均年収は2246.5万円(従業員数114人、平均年齢32.0歳)。
なお、同社は2025年12月に東京証券取引所「TOKYO PRO Market」に上場したため、今回がランキング初登場となる。
4位はセンサー大手のキーエンスで平均年収が2178.3万円(従業員数3306人、平均年齢35.0歳)。「給料の高い会社」として知られるが、前回の2位から2つ順位を下げる結果となった。
ここまでの上位4社の平均年齢はいずれも30代。実力、成果主義で年齢が若くても高年収を実現できる制度やカルチャーがあることがうかがえる。
5位は三菱商事で、年収は2112.5万円(従業員数5328人、平均年齢42.3歳)。総合商社で唯一ランクインした。
26年3月期における三菱商事の連結純利益は8005億円(前年同期比15.8%減)で、伊藤忠商事、三井物産に次ぐ業界3位に転落した。だが、今期(27年3月期)は1兆1000億円を見込み、“王座奪還”を目指している。
今回、平均年収が1500万円を超えた企業は23社。1000万円超は170社に上った。ランキング完全版では、6位以下の全1000社の順位と平均年収を掲載している。
(ダイヤモンド・ライフ編集部 松本裕樹)

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