アイドルグループ「テラテラ」の結成メンバーとして5年間活動してきた池本しおり。“ミニグラの超新星”のキャッチコピーでグラビア界でも存在感を放つ23歳は、この春、グループ卒業を発表した。
後編では、人前に立つことが苦手だった少女時代から、Zepp Shinjukuのステージに立つまでの軌跡、そして「一旦、明日のことをなくしてみようと思った」と語る卒業の真意、さらには新たに挑戦している演技の仕事について聞いた。(前後編の後編)

【写真】2nd写真集が話題の“ミニグラの超新星”池本しおり【16点】

――芸能界に入る前は、どんな女の子だったんですか?

池本 おてんばでしたね(笑)。家族の前ではすごくお調子者で、ずっとふざけているタイプだったんですけど、一歩外に出ると人見知りで。知らない人がいると急に静かになっちゃう子でした。

――お調子者なのに人見知り(笑)。

池本 そうなんです(笑)。小さい頃から芸人さんが大好きで、家族の前でネタを真似していました。小島よしおさんのモノマネをしたり、レギュラーさんの「あるある探検隊」で気絶するフリをしたり。たぶん今でも実家にその動画が残っています(笑)。

――そんなに明るいのに、人前に立つことは苦手だったんですね。

池本 本当に苦手でした。保育園の頃に少しだけダンスを習っていたんですけど、地域のお祭りのステージに立つ直前に「やっぱり無理!」ってなって辞めちゃったんです。
小学校のときも、クラス代表として全校集会で発表することになったんですけど、どうしても嫌で、その日にズル休みしたこともありました(笑)。それくらい、人前に立つのが怖かったんです。

――今の池本さんからは想像できないですね。

池本 自分でもそう思います(笑)。中学生になって吹奏楽部に入ったときも、ステージでは足がガクガク震えていました。でも吹奏楽は人数が多いので、「みんながいるから大丈夫」と思えたんです。一人だったら絶対に無理でしたね。

――アイドルになってからも、最初は緊張の連続だったのでは?

池本 最初の1年くらいは毎回のライブで緊張していました。当時は「うまくできない」「見られたくない」という恥ずかしさから来る緊張だったと思います。でも活動を続けるうちに、ファンの皆さんのことを“身内”みたいに感じられるようになって。そう思えるようになってからは、怖さがなくなりました。今は「もっと良いパフォーマンスを見せたい」という前向きな緊張に変わっています。


――5年間の活動で、一番印象に残っている出来事は何ですか?

池本 ツアーファイナル(3rd Anniversary Tour Final ~世界で一番幸せになろうね~(2024年))のZepp Shinjukuでのライブです。初めてステージ上に大きな階段を作っていただいて、上下2段構成だったんです。高い場所でパフォーマンスするのが初めてだったので、端に立つだけで本当に怖くて(笑)。曲ごとに上の段と下の段を移動しなきゃいけなくて、その段取りを覚えるだけでも大変でした。でも本番はすごく楽しくて、終わった後は大きな達成感がありました。

――そして今年、5年間の活動に区切りをつける決断をされました。

池本 18歳で活動を始めて、気づけば5年が経っていました。この5年間は本当にノンストップで走り続けてきた感覚です。毎日が楽しかったし、この仕事が大好きでした。でもその一方で、明日のライブ、その次の日の仕事、そのまた次の日の予定……と、ずっと目の前のことだけを考え続けてきた気がして。だから一度、その“明日のこと”をなくしてみようと思ったんです。

立ち止まって、自分が本当にやりたいことは何なのかを考える時間を作りたいなって。
それがまたアイドルなのか、まったく別の道なのかはまだ分からないですけど、ゆっくり向き合ってみたいと思いました。

――大きな決断だったと思います。

池本 かなり勇気がいりました。卒業後も芸能活動は続けるつもりですけど、5年間積み上げてきたグループ活動に一区切りをつけるのは寂しいですし、不安もあります。それでも、このままだとずっと目の前のことだけで精一杯になってしまう気がして。少しだけ自分のための時間を作ってもいいのかなって思えたんです。

――卒業を前に、新しい挑戦も始まっています。恋愛シミュレーションゲーム『ハムコイ-ハムスターに転生した僕と三姉妹の甘々な日々』では演技にも初挑戦されました。

池本 そうなんです!演技のレッスンを受けたこともなかったので、最初は台本をもらっても「どうしたらいいんだろう?」という状態で(笑)。セリフを覚えるのも大変だったし、正直ちょっと憂鬱だったんですけど、やっていくうちにどんどん楽しくなっていきました。苦手だと思っていたことでも、挑戦してみたら好きになることもあるんだなって学びましたね。

――どんな役柄なんでしょう?

池本 三姉妹の三女で、高校生の女の子です。


プレイヤーは三姉妹の幼なじみなんですけど、事故に遭ってハムスターと中身が入れ替わってしまうんです。私は高校生役なので、青春を味わいたい方はぜひ私を選んでいただけたら。キュンキュンしてもらえるかもしれません(笑)。

――キュンキュンつながりで、好きな男性のタイプも聞いてみたいです。

池本 ありがとうございます(笑)。実はいつか聞かれると思って、スマホのメモに書いていたんですよ。ちゃんと目を見て話してくれる人、周りへの気配りができる人、メンタルが安定している人……。色々あるけどよく考えたら好きなタイプは、実は自分がなりたい人間像なんだってことに気づきました!

――最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

池本 記事を読んでくださってありがとうございます。グラビアで知ってくださった方も、アイドルとして応援してくださった方も、皆さんと過ごした時間は私にとって本当に大切な宝物です。卒業しても、その思い出はなくしたくありませんし、皆さんと会える機会や応援していただける場所も残していきたいと思っています。これからもっと成長した姿をお見せできるよう頑張りますので、引き続き見守っていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

取材から数日後の5月31日、池本しおりは5年間を共に歩んだファンの前で、アイドルとして最後のステージに立った。公演終盤、ファンへの手紙を読み上げながらこぼした涙。そして「この5年間が私の人生で一番楽しかったし、一番の青春でした」という言葉が、すべてを物語っていた。「一旦、明日のことをなくしてみる」と決めた池本しおり。彼女の新しい物語は、ここから始まる。

PROFILE
池本しおり(いけもと・しおり)
2002年12月15日生まれ、兵庫県神戸市出身。身長150cm、B81・W 54・H85。2020年8月発売の『週刊プレイボーイ』でグラビアデビュー。「ミニグラ(ミニマムグラマラス)の超新星」のキャッチコピーで注目を集める。2021年1月、アイドルグループ「テラテラ」(旧名:テラス×テラス)に結成メンバーとして加入。2026年3月、2nd写真集『ほんとのしおり。
』を発売。

【前編】“ミニマムグラマラス”池本しおり、「本当の自分を見つける旅でした」30着試着の変形水着で挑んだ2nd写真集
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