タレントの菊地亜美が8月4日、家族でマレーシアへ移住し、日本と行き来する二拠点生活を始めると発表した。近年は子どもの教育などを理由に海外へ生活拠点を移す芸能人が相次ぐ一方、数年間の海外生活を経て日本へ戻るケースもある。
「教育移住」は一方通行ではなくなっているようだ。芸能人たちの二拠点生活の今を追った。

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菊地はInstagramで「この夏からマレーシアへ移住することに決めました」と報告。「お仕事もあるので、日本と行き来をする二拠点生活となります」と明かした。

2018年2月に一般男性と結婚し、2020年8月に長女、2025年3月に次女を出産した菊地。数年前から仕事と子育ての両立、子どもたちとの時間、教育について家族で話し合ってきたといい、「長女が小学校へ入学するこのタイミングで新しい環境に挑戦することにしました」と説明している。

YouTubeでは、長女が年少のころから「海外移住もありなんじゃないか?」と考えるようになったことを告白。英語だけでなく、さまざまな文化や価値観に触れながら幼少期を過ごしてほしいとの思いがあるようだ。

こうした「教育」を軸にした海外移住は、芸能界で珍しくなくなった。

モデルでタレントの「くみっきー」こと舟山久美子は7月、家族でシンガポールへ移住すると発表。理由について「本当に一つだけです。教育移住です」と明言した。


夫婦で世界各国の学校が集まる合同説明会へ参加したことが転機になったといい、「いろいろな学校の理念を聞いていたら、すごく心がワクワクしてしまって」と回想。学ぶことや自分を表現する楽しさに魅力を感じたという。5歳の長男は現地の学校を受験して合格した。

タレントのSHELLYは2025年夏から、パートナーと3人の娘とともにオーストラリアへ移住。「子どもたちの視野を広げるためにもいつか海外で生活してみたい」と、以前からパートナーと話していたという。

タレントの優木まおみは、2025年8月から夫を日本に残し、娘2人とマレーシアへ。子どもたちを現地のインターナショナルスクールに通わせ、自身も語学学校で英語を学ぶ計画を明かし、「子どもたちとともに、学びの期間を精いっぱい過ごそうと思っています」とつづっていた。

共通するのは、単に「英語を話せるようにしたい」という目的だけではなく、異文化に触れさせたい、多様な価値観を知ってほしい、日本と異なる学習環境を体験させたいなど、子どもの可能性を広げるために家族で移住するという発想だ。

しかし教育を重視しても、必ずしも「海外に住み続けること」になるとは限らない。

オリエンタルラジオ中田敦彦とタレントの福田萌夫妻は7月、約5年間暮らしたシンガポールを離れ、日本へ帰国した。2人は2012年6月に結婚し、2013年に長女、2017年に長男、2023年に次男が誕生。2021年から家族でシンガポール生活を送っていた。


福田によると、帰国を切り出したのは中田。「シンガポールはもう十分にわかったから」と日本へ戻ることを希望したという。

しかし、それだけではない。家族にとって大きな節目になったとみられるのが、長女の中学受験だ。長女は海外で暮らしながら日本の中学校を受験。福田は、シンガポールにいながら「中受の母」をするのは苦しかったと振り返っているが、昨冬に長女が願っていたとおりの結果を得たことを明かした。長女が日本の学校に通うことも、一家の帰国を決めるうえで大きな要素になった可能性はある。

海外で教育を受けさせるために日本を出る家庭がある一方、進学を迎えれば日本へ戻る家庭もある。中田夫妻のケースは、教育移住が「海外の教育の方が優れているから移る」という単純な図式では語れないことを示している。

子どもが小さい時期は海外、進学期になれば日本。それも一つの答えなのだろう。「海外移住」がゴールなのではなく、家族の状況に合わせて住む場所を変える。
芸能人たちの海外移住は、そんな"行ったり戻ったり"の時代に入りつつある。

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