レビュー

キャリアアップのために、自己研鑽や資格取得に励んでいる人も多いだろう。もし人生をさらに大きく拓きたいのなら、そこに「人と会う」を加えてみてほしい。

なぜなら、「人生の可能性を広げるのは、他人である」から――。
これは著者がかつて、アメリカ人の上司に言われた言葉だという。アメリカは日本以上の実力社会で、「能力の高さ」や「仕事のでき」がすべてのように見えるが、実際はそうではないようだ。アメリカでひとり人生に行き詰まっていた著者に、上司はさらにこう語った。「人生は、人間関係が全てだよ。人間関係で全部決まる。だから人間関係を一番大事にして、そこに時間をかけないといけないよ」
本書では、「人づきあい」を人生戦略のひとつと位置づけ、「7つの戦略」としてその方法を提示している。要約ではその中から、「自分を知る」「理想の未来から人生を設計する」「人を動かすコミュニケーション」を中心に紹介する。
昨今はAIやテクノロジーが様々なサービスを担うようになり、他人と関わらなくても不自由なく暮らせるようになった。しかし、人間は社会的な生き物であり、人を求めるようにできている。そして、この時代においてなお、本当に大事な情報を持っているのも、思いがけないチャンスを運んできてくれるのも「人」である。人と関わることで得られるものは、想像以上に大きい。

著者は「コミュニケーションはスキル」だと断言する。ぜひ本書を通してそのスキルを磨き、自分が望む人生への一歩を踏み出してほしい。

本書の要点

・人生は人間関係によって決まる。自分の人生の可能性を広げ、その質を高めるには、人間関係は欠かせない。
・良い人間関係を築くには「人間理解」と「対話能力」が必要だ。まず自己理解を深め、自分の価値観を言語化することから始めよう。
・理想の人生を実現するには、「未来逆算思考」「意図の力」を使うとよい。
・コミュニケーションで大事なのは、相手を理解しようとする姿勢である。人を動かそうと思うなら、相手をよく観察し、そのコミュニケーションスタイルに合わせて話すことが大切だ。



フライヤーでは、話題のビジネス・リベラルアーツの書籍を中心に毎日1冊、10分で読める要約を提供(年間365冊)しています。既に3,300タイトル以上の要約を公開中です。exciteニュースでは、「要約」の前の「レビュー」部分を掲載しています。

編集部おすすめ