「本人の良さが出ていない」と言われて早1カ月半。元NHKの和久田麻由子アナ(37)がメインキャスターを務める「news LOG」(日本テレビ系)の低空飛行が続いている。

4月25日に始まった放送は第4回まで5%に到達することはなかったうえ、第5回以降の放送については視聴率について伝える記事すら見当たらなくなっている。


 裏番組の「情報7daysニュースキャスター」(TBS系)が10%を叩き出す週もある中、常にダブルスコアを取られるわけにはいかないだろう。視聴者の間ではついに《どうやっても和久田のLOGは勝てねえだろ》といった反応もXに出始めているが、果たして、挽回の方策はあるのだろうか?


 視聴率を挽回となれば、やはり“主人公”たる和久田アナの良さを引き出していくことになるだろうが、視聴者が言う「和久田アナの良さ」は、いま一つ漠然としている。同志社女子大学の影山貴彦教授(メディア論)は、「和久田アナの良さ」とは「手堅いアナウンスの中から、それでもにじみ出るチャーミングさ」と言えば良いのではないかと指摘する。



「過度なアドリブ力」は、間違っても身につけてはいけない

「NHK出身アナウンサーらしい正確性を追求したアナウンスの中に、本人の感情が垣間見られる瞬間があるのが、和久田アナの最大の魅力です。なので、民放のアナウンサーが時に発揮しがちな『過度なアドリブ力』は間違っても身につけてはいけないと言えるでしょう。視聴者の皆さんが言う『和久田アナの良さ』は、すでに素材として存在しているとみるべきです。要は、『和久田アナは和久田アナのままでいる』のが良いのです」


 SNSには和久田アナに「アドリブ力」を求める声は少なくないが、それはご法度ということか。「和久田アナの良さ」なるものはすでに存在しているということだが、そうなると、その良さが出るのを阻害しているものは何なのか? 影山氏は「大変厳しい言い方になって恐縮ですが」と前置きしつつ、5月30日の放送での森圭介アナウンサー(47)との掛け合いのシーンが「象徴的だった」と指摘する。


「『生成AIに悩みを相談する理由は?』というテーマでスタジオ内で話が盛り上がる中、森アナが時に砕けた口調で和久田アナに話しかけるシーンもあったのが気になりました。ご本人としてはフランクな雰囲気で和久田アナの素を引き出そうとしたのかもしれませんが、砕けた口調で話しかける以上、話しかける方が立場が上、つまり、画面の前方に出てきてしまいますので、どうしても和久田アナが後ろに下がってしまう。『news LOG』は和久田アナを招いて始めたというのが主眼の番組ですが、どうにも森アナの『アクの強さ』が隠し切れていないように感じます」



森圭介アナを別のアナウンサーと交代させるのが吉

 解決策としては、「森アナが泥をかぶる形になってしまうが、別のアナウンサーに交代させるのが吉」だという。


日本テレビが和久田アナの“相方”として森アナを選んだ理由は実力と知名度において和久田アナと伍すると考えたからかもしれませんが、相性としてはやや迷走した判断だったかなと考えています。森アナに花道を用意しつつ、どこかのタイミングで交代するという手が考えられるでしょう。例えば、現在は『news zero』のメインキャスターを務める、元日テレでフリーアナの藤井貴彦さんはどうでしょうか。藤井アナは森アナ以上に相手を立てるのが上手とお見受けしていますので、和久田アナの良さを存分に引き出せるのではないでしょうか」


 視聴者の期待通り、和久田アナが花開く日は来るか。


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