連ドラがヒットしないと演者の評価まで落ちることがある。6月14日に最終回を迎えた「GIFT」も、TBS系日曜劇場なのに最後まで視聴率1ケタ。

主演の堤真一(61)が《何だかパッとしなかった》《本当に主演?》なんて声も少なくなかった。


 が、この人は違うらしい。


 高橋一生(45=写真)主演の連ドラ「リボーン~最後のヒーロー~」(テレビ朝日系)も熱心な視聴者が多くて期待値が高かっただけに、6月9日の最終回は《消化不良》《視聴者に丸投げしすぎ》なんて批判も出てしまったが、高橋の評価は下がるどころか上がっている。


 タイトル通り、ある事故をきっかけに転生して人生をやり直すことになった男の物語。高橋は根尾光誠と野本英人の2役を演じた。TVerのお気に入り登録数は春ドラマの中ではベスト5をキープし続け、レビューサイトFilmarksでの評価は5点満点で3.6(6月12日現在)とまずまず。《今期一番好きなドラマ》なんてレビューもあったが、最終回は《どうも納得いかない》という感想だらけに。


「伏線として散りばめられていたいくつものことが、言及なし、もしくは無理やり視聴者を納得させようとする意図が見え隠れするような流れのものが多かった。光誠と英人はなぜ似ていたのか、母の不倫はどう関係していたのか、最終回で光誠は自分で落ちたと結論づけられたが、回想では誰かの手が映っていたのでは? さすがに無理がないか?……などなどの声が続々です」(テレビ誌ライター)


 伏線が回収されていないだけじゃなく、最終回のラストも謎。英人(光誠)の遺影の前で、英人の恋人であった更紗(中村アン=38)が腕に赤ちゃんを抱いている。その子は英人と更紗の子か、もしくは英人の妹夫婦の子どもなのか。ネット上では意見が真っ二つだった。


「赤ちゃんが泣いても、妹夫婦は駆け寄ろうとしませんでした。ですから、急いで駆け寄って抱いた更紗と英人の子どもだと思います。英人は亡くなっていますから、その赤ちゃんはひょっとしてまたもやリボーン、英人が転生しているのかもしれませんね。言葉で言わなくても、ここまで見てくれたなら分かるでしょ? という制作サイドのメッセージかと」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。さらにこう続ける。


「ドラマとしては最終回こそ《どうなってるの?》とカンカンガクガクではありましたが、主演の高橋さんの演技に関しては《さすが!》の声が圧倒的。1人2役、いや、入れ替わってそれぞれの人物を演じ分けているのも含めると、1人4役だったと言えるかも。目つきやしゃべるテンポなどで、顔は同じなのに、まったく違う性格を見事に演じ分けた。ご本人は大変だったでしょうが、見応えがありました」


 いろいろ唐突すぎたせいか、最終回を見ていた人の中には《まさかの打ち切り?》なんて声も出たほどだったが……。


「好評でしたし、9話で終わっているので打ち切りではない。あえての《丸投げ》で、スペシャルにつなげて“答え合わせ”という展開もあるのかも。今期は『GIFT』でメインキャストの山田裕貴さん演じる涼が最終回直前で亡くなり、視聴者から《最悪の展開》とネガティブな反応が多かったように、連ドラでは、最終回とその前の回がいかに重要か、そこで大きく印象が変わってしまうことを今期改めて思い知らされました」(在京キー局ディレクター)


 最終回は物議を醸したものの、主演の高橋は称賛の嵐で、無傷というより役者としてまた大きく名を上げた作品となったようだ。


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