女優米倉涼子(50)が、谷桃子バレエ団の8月の新作公演「シンデレラ」で30年ぶりにバレエの舞台を踏むと話題である。演じるのは、シンデレラの亡き母の生まれ変わりにあたる「大蝶々(マザーバタフライ)」役で、永橋あゆみとのダブルキャストだ。

米倉は5歳から15年間クラシックバレエを習い、同バレエ団にも所属していた経験を持つが、6月18日の報告会ではこう挨拶した。


「ええ、小さい頃からバレエはやってたんですけど、20歳を過ぎてからモデル業界に入ったりして、だんだんバレエから遠ざかって、結局は挫折するという、そういった人間ですので、まさかこんな機会をいただけるとは思ってもいませんでした。とにかく、皆さまの邪魔をしないように、がんばって、私らしく演じられたらいいなと思ってます」


 スポーツ紙芸能デスクが言う。


「ご自分のルーツであり、芸術監督の高部尚子氏から『根本に基礎がしっかりある』と評されたバレエについて、挫折と表現したことに会見では驚きの声が広がっていました。オファーを受け、それを受けるまで3週間を要したとして、ご本人はプロのバレエ団のショーのなかにバレエダンサーではない自分が立つのが考えられず、不安と疑問が拭えなかったという葛藤も明らかにしていました。それでも『腹をくくってがんばってみようと思った』というのですから、相当の決意だと思いますよ」


 米倉は1992年に、オスカープロモーション「第6回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞、翌年から雑誌「CanCam」の専属モデルを務め、売れていったことで知られる。本人を知る芸能関係者はこう言う。


「バレエはモデルの仕事で時間が足りず、それで物心ついて以来初めて、1年間休んだことが離れていったきっかけだったと言っています。それで離れてしまったそうですが、『正直言うと一度も後悔したことがなかった』と振り返ったかと思ったら、『あのときバレエに戻っておけばよかったというのが人生最大の後悔』とも語っています。トラウマとまではいかないまでも、やり残した、あるいは、やり切っていないという忸怩たる思いを抱え続けてきたのでしょうね」


 それだけに、今回のオファーはバレエに挑戦する最後のチャンスと思ったのではないか、という。


■目指すは真っ白になっての再スタート


「米倉は麻薬取締法違反などの疑いで書類送検されたと報じられ、ことし1月30日に東京地検から不起訴発表がありました。しかし、それから約半年が経った現在も地上波テレビやCMからは遠ざかった状況が続いていますよね。

それだけに原点回帰し、もう一度、やり直そうという思いも垣間見えます」(同)


 会見では「優しく人を包み込むような母親の役はやったことがなく、実はそこも悩みどころでしたが、いったん今までの自分を忘れます」とも言っていたとされる。実際、今回の役どころは再生と復活の象徴で、代表作でもあるドラマシリーズ「ドクターX~~外科医・大門未知子~」などの強気なイメージとは正反対だ。そんなアウェイの場所とポジションに敢えて立つのだとすれば、今回のバレエ復帰は大いに注目されそうだ。


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