サッカーW杯、日本―ブラジル戦の前日となる6月29日、春ドラマの“しんがり”として、黒木華(36=写真)主演、野呂佳代(42)共演の「銀河の一票」(カンテレ・フジテレビ系=月曜夜10時)が最終回を迎える。政治や選挙を扱ったドラマは数字が取りにくいと言われていた通り、世帯視聴率は平均4%台と今期ドラマの中で下位寄りの中位だが……。


「とはいえ、劇中で都知事選が近づいた第9話が4.1%、ラス前の第10話が4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と盛り返しています。SNS上の評価も高く、“苦戦”というよりも“見る人を選んだ”と言ったほうがよさそうです」(テレビ誌ライター)


 SNSでも、《古い政治家vs理想の構図がベタすぎる》《もっとリアルなものを期待したけどファンタジー寄りだった》《思ったより松下洸平の出番が少ないからリタイア》などネガティブな声もある一方で、《毎回じわーっと来る言葉があって、回を追うごとにのめりこむ》《中盤までテンポの遅さが気になったけど、終盤に来てぐっと面白くなった》など肯定的な意見が増えている。最終回を目前に《本当の選挙よりも、だれが当選するのか気になるからリアタイしちゃおうかな》なんて声も。


 レビューサイトFilmarksでの星4.0(6月26日現在)は、今期ドラマの中でもトップクラスで、最終回でひと花咲かせられるか。


「そもそも視聴率と評価は別物だし、視聴者のツボはそれぞれ。届けたい思いを丁寧に描けば伝わる人には伝わって、評価もついてくるものです」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏はこう続ける。


「選挙という時点で興味がないという人、宮沢賢治がピンと来ない人もいたでしょう。説明的なナレーションや場面もないし、TBS日曜劇場みたいに激しい展開とそれを盛り上げる派手な演出があるわけでもない。となると、地上波をリアルタイムで見る視聴者には“とっつきにくい”と敬遠する人も少なくなかったと思います。それでも極端に数字を落とさず、配信での視聴数が伸びたり、SNSでの評価が高かったりしたのは、視聴者の感性と読解力を信じてブレないドラマ作りの姿勢が、一定数に届いた結果と言えるのではないでしょうか。放送する局としては“もろ刃の剣”で、勇気がいることなのかもしれませんけど」


 前出のテレビ誌ライターも「第1話で黒木さん演じる“まつり”が、坂東彌十郎さん演じる与党幹事長の父から追い出されるきっかけとなった“手紙”。そして宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のモチーフ。

都知事選の結果だけでなく、これらが最終回にどう回収されるのかも、気になるところですね」と、視聴者の声を代弁する。


 でも一番気になるのは「野呂佳代の出るドラマにハズレなし」の“伝説”が今後も継続するのか、だったりして?


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 野呂佳代の主演を“予言”していたライターがいる。関連記事【もっと読む】野呂佳代は助演のイメージが強いが、視聴者と同目線のヒロインとしての可能性も秘める逸材…では、本人の魅力について伝えている。


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