高市政権は30日臨時閣議を開き、いわくつきの「皇室典範改正案」を閣議決定した。


 改正案の柱は①旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える②女性皇族が結婚後も皇室に残る──の2つだ。

皇室典範を改正するのは、皇族数を確保するためだ。


 しかし、はやくも野党や有識者から批判が噴出している。


 衆参両院の正副議長がまとめた「立法府の総意」は、皇位継承について「引き続き検討する」としていたのに、高市政権が閣議決定した改正案には、養子に男子が生まれた場合、皇位継承資格を有することが盛り込まれたからだ。野党は「だまし討ちだ」と猛反発している。


 さらに、問題視されているのが女性皇族の処遇についてである。改正案は結婚後も皇室に残る女性皇族について、住民基本台帳法を改正し、適用すると定めている。皇族は宮内庁が管理する「皇統譜」に登録されているが、女性皇族は、たとえ皇室に残っても、婚姻後は皇統譜に登録されたまま、一般国民と同じように住民基本台帳に記載されるとした。女性皇族を軽んじるような内容について疑問視する声が上がるのは確実である。


 それでなくても、自民党の中曽根弘文参院議員の“偏見発言”が批判されているさなかだ。


 中曽根氏は6月28日、富山県での講演で、天皇の長女・愛子さまについて「皇位継承はあり得ない」「天皇になったら、結婚する人はいない」などと発言していた。


 さすがに、ネット上でも<一人の女性の結婚にまで口出すとか、愛子様の人権無視だけでなく、女性差別そのものやんけ><中曽根の後援会、コレ許すのか?><あんな発言しといて閣議決定されるの?>と、批判の嵐となっている。


■民意無視の女性皇族“軽視”


 中曽根発言に対する怒りが収まっていないのに、女性皇族を軽視するような「皇室典範改正案」の成立をゴリ押ししたら、火に油をそそぐだけだ。


「世論調査では女性天皇・女系天皇に賛成する声が多いのに、改正案を見る限り、高市自民党が女性天皇を潰そうとしているのは明らかです。民意を反映していない。もし、強引に成立させようとしたら内閣支持率が下落する恐れがあります」(自民党関係者)


 それでも高市政権は、成立を急ぐつもりなのか。


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 家父長制に固執し、世論と乖離した男系男子にこだわる高市自民。関連記事【もっと読む】『W杯を目眩ましに…高市政権が悪法連発、ドサクサ紛れで強行の悪辣』で詳しく報じている。


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