月が変わっても国会は空転している。原因はむろん高市首相にある。
高市首相の国会軽視に激怒した野党は先月末から日程協議に応じず、維新肝いりの定数削減法案と副首都法案の審議入りを拒否。与党が野党欠席でも質疑する「空回し」で強引に進めたため、政府・与党が今国会で成立を期す皇室典範改正案も宙に浮いてしまった。慌てたのが、男系男子に固執する皇室遠戚の麻生氏だ。
「側近の森氏を衆院議長に据え、だましだまし『立法府の総意』をまとめ、条文化にこぎ着けたのに、このままでは時間切れで水の泡。それで森氏が与野党の仲裁に動き、典範改正案の審議優先の流れをなんとかつくった」(自民中堅議員)
■維新の吉村代表からは焦りがビンビン
結果、問題の両法案審議はストップ。一夜明けた2日、自民と中道改革連合の幹事長会談が行われ、委員会採決も見送られた。その直後、大阪都構想にみたび挑む維新代表の吉村洋文府知事が怒りのX投稿。
〈審議拒否で欠席しながら、「夏のボーナス」319万円は満額支給。月々の議員報酬も別途支給。年収いくら? 民間で「年収」319万円の人が払う社会保険料はいくら?約50万円の負担だよ。給料から控除。同額を雇用主が人件費として払うので、合計100万円の負担。おかしいよ。定数削減には猛批判で審議拒否〉
庶民に寄り添うフリをしているが、カネしか物差しがない新自由主義の本性を露呈。定数削減法案の強行成立を許せば、民主主義の基盤をなす熟議のプロセスを無視する輩ばかりになる。「法案審議を議長の影響力によって差配することが正しいやり方なのか」とオラついた藤田文武共同代表に対し、野党が謝罪と撤回を求める事態にも発展した。維新は自民に「最大2回の会期延長を含め、定数削減法案と副首都法案を成立させる」との趣旨の覚書を要求しているものの、野党は両法案の成立断念を求めており、維新が突っ張れば国会正常化は見通せない。
「国会から求めがあれば出席して誠実に答弁してきた。
◇ ◇ ◇
高齢者イジメとも呼べる保険制度の改悪を進める維新。関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。





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