ウケると思ったのだろうか── 。6月26日に自民党青年局が発刊を公表した「じみんとーまがじん」なる全24ページの冊子が、先週末からSNSで大炎上している。


 話題になっているのは、冊子の表紙と中身の一部。表紙の中心には、マントをまとった高市首相の姿が描かれ、周囲を西洋風の鎧や魔法使いのローブを着た若手議員らが取り囲んでいる。背後には、竜巻や岩、恐竜の骨の化石をかたどったようなモンスターが恐ろしい表情を浮かべている。まさかのRPG風のデザインになっているのだ。


 冊子は、9ページまでは高市首相とタレントのMEGUMIの対談が掲載されており、一般的な読み物となっている。ところが、ギョッとするのは10ページ。RPGによくあるマップを背景に〈じみんとークエスト!!〉なる題字が掲げられ、3つのダンジョン(ステージ)が記されている。〈外交の風に翻弄される「ビュルルの丘」〉〈物価高の冷気が家計を削る「カツカツ洞窟」〉〈少子化によってバランスの崩れた「グラグラ岩石地」〉の3つだ。


 国内の社会問題をダンジョンになぞらえ、攻略しようというわけだ。そのために立ち上がったのが〈宰相タカイチ率いる“じみんとー”だった〉としている。


 続く11~14ページでは、各ページでそれぞれのダンジョンに立ち向かう青年局メンバーの姿が、やはりRPGの登場キャラ風に描かれている。


■岸信千世議員の紹介文に“世襲自慢”


 例えば、「ビュルルの丘」に立ち向かうメンバーの一人は〈次なる一手を導く占星術師〉と銘打たれた岸信千世衆院議員。

得意技は〈行く手を導く光〉だそうで〈政治一家(伯父・祖父が歴代総理大臣)で育ったため、国に対し、強い使命感を抱く〉と“世襲自慢”を交えた紹介文が記されている。


「グラグラ岩石地」で戦っている今井絵理子参院議員は〈Body&Soulで寄り添う白魔道士〉で、元SPEED時代の功績を政治利用するありさまだ。


 この独特過ぎるセンスにSNSでは〈こんなものを恥ずかしげもなく出せることにビックリ〉〈気持ち悪くて反吐が出る〉と批判続出である。


 ちなみに、じみんとーまがじんは今回が第4弾。2023年から毎年1回、発刊されている。1~3弾はまあまあ無難な出来だが、最新号だけが妙に攻めた中身になっているのだ。


「衆院選で大勝し、若手が増え過ぎて収拾がつかなくなったのか、それとも高支持率で調子に乗り過ぎているのか……。若いゲーム世代の歓心を買いたかったのかもしれませんが、露骨過ぎますね」(自民党関係者)


 おふざけが過ぎたようだ。


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