【「GTO」この生徒役に注目】#3


 堀口真帆(芦田綾乃役)


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 学園ドラマの場合は、学校でのシーンはみんな同じ制服を着ることになるので、髪形が生徒役の重要な差別化要素になる。


 7月20日にスタートしたドラマ「GTO」(カンテレ・フジテレビ系)で芦田綾乃役を演じている堀口真帆は、ポニーテールの髪形が印象的。

ポニーテールは男性ファンも多いが、その中でも高めの位置で髪を束ねたハイポニーテールと呼ばれるもので、あか抜けていて元気な印象を与える。


 第1話では、出席番号が1番ということから、出席を取ろうとした反町隆史演じる鬼塚が最初に「芦田綾乃!」と呼んでもすぐに反応しなかった理由を彼女が「学校のルールで男女ともさん付けになっているので、びっくりして」と答えて新任の鬼塚にファーストジャブを繰り出した。


 そういう言い方でクールに返すあたりに、この役の性格があらわれていて、髪形もハマっている。


 堀口真帆は2008年10月10日生まれ、東京都出身。父親が自身のインスタグラムに上げた彼女の写真がきっかけとなって芸能界入り。25年にはNHK朝ドラ「あんぱん」に所属事務所の先輩にあたる今田美桜が演じたヒロインの商事会社時代の同僚役で出演したほか、9月から「仮面ライダーゼッツ」(テレビ朝日系)でヒロインを演じている。


 今回の「GTO」は、生徒役をリアル高校生世代の15~17歳を対象としたオーディションで選んだ。


 最近は、だいぶ前に卒業した「元高校生」の俳優が演じる学園ドラマ・映画が多い。そこには「高校を卒業した世代が演じるからこそ人生の深みが出せる」という制作サイドの意図もあるが、一方で視聴者の間では賛否両論がある。その“生徒役の年齢問題”に切り込んできた「GTO」は、作り手の志の高さを感じる。


 近年は、芸能界に入った年齢は10代でも、本格的にブレークするのは20代になってからというケースが多い。10代の頃から既に連ドラの主演級にローテーション入りした女優は、広瀬すず浜辺美波など、ひと握り。

人気女優への登竜門となっている朝ドラのヒロインも、18歳以下で選ばれたのは石原さとみ永野芽郁ら数人しかいない。


 堀口真帆は、今田美桜にも通じる「解像度の高い愛らしさ」(くっきり、はっきり可愛い)が魅力で、10代のうちにブレークする可能性を秘めた即戦力候補の女優だ。


「GTO」でリアルな高校生を演じている堀口真帆の素顔の“リアルな10代”の輝きにも注目したい。(次回は松尾そのま)


(高倉文紀/女優・男優評論家)


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