胸元が大きく開いたバスローブ姿でたばこをくゆらせ、愛人と逢瀬を楽しむラブホから、幹部職員がリモート参加するという、前代未聞の報道対応だった。秋田県が14日、県の事情聴取に虚偽の説明をしたとして、産業労働部の小野貴宏企業誘致推進監を停職6カ月と主幹への2階級降格処分とした一件だ。


 小野氏はAIデータセンター誘致の調整役として、今月4~6日、東京に出張。6日午前、空路で秋田に戻ったものの、県庁には寄らず、そのまま不倫相手と合流。休憩タイムを利用して、濃厚な時間を過ごしていた。


 同日午後、産業労働部が急きょ、報道説明を行うことになり、小野氏は「休暇で自宅にいる」ことを理由にオンライン参加した。当初、「リラックスした服装だから」とカメラをオフにしていたが、広報担当者から「もし可能であれば」と促されると、スイッチをオン。その瞬間、モニター画面いっぱいにバスローブ姿の小野氏が映し出された。隣にいたおそろいのバスローブ姿の女性と談笑し、どこかすっきりしたような表情でたばこを一服していた。


 小野氏は当初、県の聞き取り調査に「体調不良で自宅で休んでいたため、寝間着だった。隣にいたのは、配偶者」と虚偽説明。しかし、SNSではモニター画面の背景が「ラブホテルではないか」と拡散され、秋田市内にあるラブホの部屋の内装写真が投稿された。


 それでも小野氏は、翌日の県の会見後もウソの説明を続けたが、県はSNSへの投稿画像が小野氏が利用していた部屋と同一であると判断。本人にオンライン取材時の映像を見せて問いただしたところ、「一緒にいたのは配偶者ではない女性です。

そういう関係でした」と一転、愛人が一緒だったことを認めた。虚偽説明した理由について、「施設の形態上、話すことがはばかられた。ウソをついてもバレないと思った」と話した。


■150件以上の抗議が殺到


 停職6カ月などの処分について、県は前橋市の小川晶市長が昨年、男性職員とラブホ通いをしていた問題を参考にした。前橋市が職員を停職6カ月の懲戒処分にしたため、小野氏も同程度にしたという。県には抗議の電話やメールが150件以上寄せられ、その大半が「処分が軽すぎるのではないか」という内容だった。


「特異な事例なので処分の基準はなく、事態を重くみて他の自治体とか過去の停職事例や悪質性を比較しながら、総合的に判断しました。なぜあのような格好で対応にあたったのか、理解に苦しみますが、本人から説明はありません」(県人事課担当者)


 小野氏は当日、休暇の申請をせずに、ラブホに直行。当日夜になって事後申請していた。体調不良だったかについては「良かったのか、悪かったのか、本人にしか分かりません」(担当者)としている。


「そんな職員がまだいたのかと、面食らっています。絵面的にもセンセーショナルでお恥ずかしい限りです。

面目ありません」(県職員)


 半年後、どんな顔をして職場復帰するのか。


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 再選を果たした群馬県前橋市長の小川晶氏。いったいなぜ許されたのか? 関連記事【もっと読む】『小川晶市長の“ラブホ密会”はなぜ許されたのか? 《前橋の有権者の感覚疑うわ》との批判も』で詳しく報じている。


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