2026年7月23日、ミャンマー中部サガイン州を中心に国軍と反政府勢力の間で激しい戦闘が発生し、住民に避難が呼びかけられている。現地独立系メディア「ミッジマ(Mizzima)」は、同州カレ、モンユワ、シンマラエなど複数地域で銃撃戦と空爆が続き、民間人の犠牲が増えていると報じた。
国軍は反政府勢力「人民防衛軍(PDF)」の拠点を攻撃しており、戦闘は今週に入って激化している。

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 サガイン州北部では国軍が地上部隊に加え、ヘリコプターと戦闘機を投入し、村落を爆撃した。モンユワ郊外では住宅や学校が破壊され、少なくとも民間人12人が死亡、数十人が負傷したと伝えられている。住民は徒歩や小舟で避難しており、周辺の町では避難民が急増している。現地のボランティア団体は「食料と医薬品が不足している」と訴え、国際支援を求めている。

 サガイン州は2021年のクーデター以降、反政府勢力が最も強い抵抗を続けている地域の一つだ。国軍はここ数か月、反乱勢力の拠点を一掃する作戦を強化しており、村落への空爆や焼き討ちが頻発している。住民の証言によれば、国軍は村を包囲した後に砲撃を行い、逃げ遅れた人々が犠牲になっているという。通信網が遮断されているため、被害の全容は把握できていない。

 国軍はサガイン州の支配を取り戻すため、地上戦と空爆を組み合わせた「全面攻勢」を展開しているとされる。反政府勢力PDFは地元住民の支援を受けてゲリラ戦を展開しており、国軍の補給路を断つなど抵抗を続けている。だが、国軍の火力は圧倒的で、民間人の被害が拡大。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は「サガイン州での戦闘は国際人道法違反の可能性がある」と警告を発している。

 今回の戦闘は、ミャンマー全土で続く内戦の一部であり、特にサガイン州では国軍とPDFの衝突が常態化している。専門家は「国軍が地方支配を失いつつあることへの焦りが攻勢を強めている」と指摘。避難民はすでに数万人規模に達しており、周辺のマンダレー州やチン州にも流入している。国際支援団体は「人道危機が深刻化している」として、緊急支援を呼びかけている。

 ミャンマー情勢は依然として不安定で、和平の兆しは見えていない。サガイン州での戦闘は今後も続く可能性が高く、民間人の犠牲がさらに増える恐れがある。国際社会は停戦と人道支援の強化を求めているが、現地では銃声が止む気配はない。  
【編集:af】
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