2026年7月25日までに、台湾の疾病管制署(CDC)は国内の新型コロナウイルス感染者が急増し、流行水準に達したと発表した。第28週(7月12日から18日)の新規感染者は4,766人に上り、前週比で66.5%増加。
重症患者25人、死亡者5人も確認され、当局は「流行期に入った」と警告を強めた。

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 CDCによると、重症患者の74.5%は65歳以上の高齢者で、83.9%が慢性疾患を抱え、92.5%が今季のワクチンを接種していなかった。症状は喉の痛み、咳、鼻づまり、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛が中心で、嗅覚や味覚の異常は少数例に限られる。直近4週間では変異株NB.1.8.1が主流となり、感染拡大の一因とされる。

 「華視新聞網」は、感染者数が8月中下旬にピークを迎える可能性を報じた。CDCはその時期に1週間で約50,000人が急診・外来を受診する恐れがあると試算。死亡例には慢性疾患を持つ60代女性も含まれ、ワクチン接種が数年前に止まっていたことが重症化の要因とされた。

 政府は公費によるワクチン接種を9月28日まで延長。全国で約443,000回分が残り、Modernaが440,000回分、Novavaxが3,000回分となっている。CDCは「未接種者は速やかに接種を受けるべきだ」と強調し、高齢者や免疫力の低い人々に追加接種を推奨。今季ワクチンは感染予防に加え、重症化防止効果が約50%に達するとされる。

 医療資源も確保されている。
抗ウイルス薬「パクスロビド」は約113,000人分、「ショコバ」は18,000人分、注射用「レムデシビル」は155,000回分が備蓄され、迅速検査キット約630,000回分も薬局やコンビニで購入可能だ。

 CDCは夏休み期間中の旅行やイベント参加による感染拡大を懸念し、手洗いや咳エチケットの徹底、医療機関や混雑した室内でのマスク着用を推奨。体調不良時には外出を控えるよう呼び掛けた。台湾社会は再び感染症への警戒を強める局面に入り、今後の流行抑制にはワクチン接種と感染防止策の徹底が不可欠とされる。
【編集:af】
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