2026年8月28日、ロシア国防省ならびにタス通信をはじめとする現地主要報道機関は、ロシア軍が同日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射演習を成功裏に執り行なった旨を一斉に報じた。北西部のプレセツク宇宙基地から打ち上げられたミサイルは、極東カムチャツカ半島の目標に着弾したとされ、ロシア側はその技術力と威力を高らかに主張してみせた。


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だが、威勢の良い発表の影で、現在のロシア国内と政権内部は前代未聞のパニックと惨状に包まれている。

情勢に詳しい専門家は、ロシア社会が抱える凄惨な実態をこう語る。「産油国として世界に誇っていたはずのロシアで、いまや全国的なガソリン不足と物流の麻痺という絶望的な事態が発生しています。原因は、ウクライナ軍が繰り出す遠距離攻撃型ドローンによる、ロシア国内深部への精密攻撃です。ロシア各地の主要な精油所や製油プラント、巨大な物流センターが相次いでドローンの標的となり、炎上・破壊されました。その結果、石油精製能力が劇的に低下し、各地のガソリンスタンドには長蛇の列ができ、市民生活や物流ネットワークが完全にストップする事態に追い込まれています。」

石油製品が手に入らず、物資の流通も滞るなかで、ロシア経済は内側からボロボロに崩壊しつつある。さらにロシアを苛んでいるのが、社会の未来を担う知識階級や専門人材の大量脱出だ。

経済ジャーナリストは指弾する。「ITエンジニア、医療従事者、研究者、経営者といった高度な知識を持つ層が、強権体制と先のない戦時経済に嫌気が差し、相次いで国外へ逃避しています。この空前絶後とも言える頭脳流出により、ロシア国内の産業基盤や技術維持は完全に立ち行かなくなりました。軍事費ばかりが国家予算を圧迫し、民生品は不足し、物価は跳ね上がっています。もはやロシア社会は、国民を維持する機能を失いつつあるのです。」

戦争の誤算、ウクライナの強い不屈の意志、NATOによる大規模な軍事支援、そして国内の兵士不足と経済崩壊。
すべてに追い詰められたプーチン政権には、もはやまともな選択肢が残されていない。北朝鮮から受け入れた兵士を最前線で使い捨てにし、国内では詐欺同然の手法で国民をかき集めて戦場へ放り込むという、あまりにも無軌道な暴走が続いている。

2026年8月28日に行われたICBM発射演習は、まさに追いつめられた政権が放つ断末魔の叫びに他ならない。核兵器という恐怖のカードを振りかざすことで、NATO加盟国にウクライナ支援の見直しを迫り、自らの窮地を脱しようとする惨めな抵抗だ。正常な思考を失い、恐怖政治と核の威嚇にすがるプーチン政権の先にあるのは、さらなる泥沼と底なしの破滅でしかない。
【編集:af】
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