ロシアが北朝鮮に対し、これまでウクライナ戦争で使用してきた短距離弾道ミサイル「KN-23」「KN-24」に加え、より大型の弾頭を搭載する「KN-30」の供与を求めていることが分かった。米国の北朝鮮専門メディア「NKニュース」が28日、ウクライナ情報当局者の話として報じた。

NKニュースによると、ウクライナ国防省情報総局(HUR)のアンドリー・チェルニャク氏は、ロシアが北朝鮮と新たな軍事支援について協議しており、その中にはKN-30など、従来より強力な弾道ミサイルが含まれていると明らかにした。

KN-30は、北朝鮮が「火星11ダ」と呼ぶKN-23系列の大型弾頭型とされる。チェルニャク氏はKN-30について、ロシアがすでに北朝鮮から供給を受けたKN-23やKN-24と比較して「約3倍強力だ」と説明した。

北朝鮮は2021年3月、新型戦術誘導弾として2.5トン級の弾頭を搭載したミサイルの発射実験を実施。その後、2024年には4.5トン級の「超大型弾頭」を搭載する「火星11ダ4.5」の発射実験も行っている。

NKニュースによると、ロシア側が北朝鮮に求めている軍事支援には、弾道ミサイル計120発と発射台6基、最大約90人の北朝鮮ミサイル部隊の派遣などが含まれるという。さらにロシアは、3万~5万人規模の北朝鮮兵の追加派遣を求めているとされる。

ただ、チェルニャク氏は現時点で北朝鮮からロシアへのKN-30の移転は確認されていないとしている。一方、ウクライナ側からはこれまでに、ロシアがKN-30を含む北朝鮮製弾道ミサイルを保有しているとの情報も出ている。

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