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楽園タイの現地英字紙『バンコク・ポスト(Bangkok Post)』が2026年9月1日付で大々的に報じた記事によると、政府関係者は制度見直しの理由について「観光目的の免除措置を悪用した違法労働や長期間の不法滞在が増加し、国内の秩序を乱しているため」と明言している。
思い起こせば、タイ政府は新型コロナウイルスの感染拡大によって壊滅的な打撃を受けた観光産業と国内経済をV字回復させるため、2024年7月にノービザ滞在を60日間という破格の大判振る舞いへ延長する太っ腹な緩和策を導入していた。当時は世界中の旅行者から大絶賛を浴び、「天国のようなロングステイができる」と大歓喜の声が上がっていたものだ。
しかし、その天国のような甘い密月は、わずか2年あまりで無惨にも打ち砕かれることとなった。現地大手テレビ局『タイPBS(Thai PBS World)』が伝えた報道によると、この最長60日間の免除措置を隠れ蓑にして、実際には観光ではなくタイ国内で闇の仕事に手を染めたり、不法にビジネスを展開したりする外国人犯罪集団が爆発的に急増。現地の治安維持や治安当局の監視の目をかいくぐる「抜け道」として制度が悪用されている事実が相次いで発覚し、国家の治安管理上、極めて深刻な事態に直面していたという。
さらに現地主要新聞『ザ・ネーション(The Nation)』の取材によると、タイ警察当局および出入国管理業務を担うイミグレーション警察は、外国人による不法行為の横行に対してすでに我慢の限界を迎えており、不法滞在者の摘発強化と強制送還手続きを大幅に簡素化・スピード化する新規則を導入するなど、取り締まりの包囲網を猛烈な勢いで狭めているという。
今回、滞在期間が30日に半減された背景には、単なる観光客の混雑緩和ではなく、治安悪化に対する政府の強い危機感と、怪しい外国人を国から追い出すための容赦ない一斉摘発の狙いが透けて見える。現地では「マフィア化した外国人グループが夜の街を潜入拠点にし、特殊詐欺や違法カジノなどの暗躍を強めていた」との噂も絶えない。
この衝撃的なルール変更は、タイを第二の故郷と仰いで夜な夜な飲み歩き、長期間の滞在を決め込んでいた日本人観光客や長期滞在ファンにも極めて大きな打撃を与えることは確実だ。9月15日以降に入国する場合、パスポートに押される滞在許可スタンプは「30日」となってしまうため、従来の感覚で60日近く滞在しようとすれば即座に「オーバーステイ(不法残留)」の重大犯罪として扱われ、多額の罰金や逮捕、さらには国外強制送還という最悪の悪夢が待ち受けることになる。
タイ政府は今後、健全でマナーの良い本物の観光客だけを歓迎し、怪しい外国人を排除する厳しい姿勢へと完全にシフトした格好だ。黄金の歓楽街と南国リゾートを満喫していた日本人にとっても、これからは滞在日数のカウントに最新の注意を払わなければならない。魅惑の楽園タイの夜遊びと自由な滞在は、急激に締め付けが厳しくなる「大厳戒態勢」の時代へと突入したと言えそうだ。
【編集:af】








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