買った野菜を使い切れず、冷蔵庫の中でしなしなにしてしまった経験はありませんか。

野菜は種類によっては、冷凍保存しても食感や風味が変わりやすいものがあります。

そこで、食の役立つ情報を発信するウェブサイト『ほほえみごはん』を運営する冷凍食品メーカーの株式会社ニチレイフーズに、家庭での野菜の冷凍保存や下処理のコツについて聞いてみました。

水分の多い野菜や根菜は工夫が必要

ニチレイフーズによると、トマトやレタスなど水分の多い野菜は、冷凍すると凍る過程で食材に含まれる水分が氷結晶となり細胞を壊すため、食感が変わりやすいのが特徴です。

また、ニンジン、大根、ゴボウなどの根菜は、解凍する際に繊維のまわりに空洞ができやすいので、筋っぽく感じることがあります。

ただし、こうした野菜も調理方法を工夫すれば、おいしく活用できるでしょう。

下処理した野菜、冷凍するの待った! 劣化につながる『NG行動』をプロが注意
野菜を保存する写真

※写真はイメージ

トマトも冷凍できる、煮込み料理に便利

家庭で意外と冷凍しやすい野菜として、トマトがあります。

生のまま冷凍したトマトは必ず加熱調理して使用しましょう。

皮つきのままカットして冷凍しておけば、炒め物や煮込み料理、ソースに必要なぶんだけ取り出して使うことができます。

また、ヘタをくり抜いてまるごと冷凍しておくと、流水にあてるだけで皮が剥きやすくなり、面倒な湯剥きの手間が不要になるのもメリットです。

カレー、スープ、ミートソースなどさまざまな料理に活用することができます。

いずれも冷凍用保存袋に入れて、できるだけ空気を抜いて保存しましょう。

冷凍前に切る、冷ます、水気を取る

野菜は凍ったまま調理することが多いため、冷凍前の下処理が大切です。

皮を剥く、土を落とす、食べやすい大きさに切るなど、使う時の状態に近づけておくと便利に使えるでしょう。

また、下ゆでしてから冷凍した場合は、野菜の酵素を失活させ、変色を防ぐことができます。

彩りや風味を保ちたい場合は、軽く下ゆでしてから冷凍するとよいでしょう。

下処理した野菜、冷凍するの待った! 劣化につながる『NG行動』をプロが注意
ブロッコリーをゆでる写真

※写真はイメージ

ただし、熱いまま冷凍するのは避けてください。

結露で霜がつきやすくなり、冷凍焼けや冷凍庫内の温度上昇により、ほかの食材の劣化につながることがあります。

冷ましてから水気をしっかり拭き取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍しましょう。

冷凍した野菜は凍ったまま加熱が基本

冷凍した野菜は、解凍すると水分が出やすいので基本的に凍ったまま加熱調理するのがよいそうです。

冷凍庫から出してすぐ鍋やフライパンに入れることで、野菜の旨みもしっかり味わうことができます。

冷蔵と冷凍を使い分けて無駄なく保存

購入後、新鮮なうちに食べ切れない野菜は、早めに下処理をして冷凍しておきましょう。

使いたい時にすぐ活用でき、品質も保ちやすくて便利です。

一方で、冷蔵である程度日持ちする野菜や、冷凍すると食感が変わりやすい野菜は、まず冷蔵保存して使い切るようにしましょう。

冷凍保存は、野菜をムダなく使い切るための心強い味方です。

野菜ごとの特徴に合わせて冷蔵と冷凍を使い分けることで、最後までおいしく効率よく使い切ることができます。

詳しくは、ニチレイフーズのウェブサイト『ほほえみごはん』もチェックしてみてください。

【野菜の冷凍保存】野菜別のおすすめ冷凍方法やプロが教える冷凍の小ワザ

[文・取材/ブリジア 構成/grapeフード編集部]

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