ドイツのカップ戦「ドイツカップ(DFBポカール)」2026-27シーズンの注目試合が、GAORA SPORTSでテレビ独占放送される。

前編では、日本から直接ブンデスリーガ1部へ渡った川﨑颯太が、ドイツで感じたレベルの高さや、出場機会を掴むために必要なことについて語った。

後編では、マインツで求められる役割、同僚・佐野海舟から受ける刺激、ブンデスリーガで増えた日本人選手への思い、そして自身の今後の目標について聞いた。

■マインツで求められるボランチとしての役割

川﨑颯太「ここで何を残せるか」 佐野海舟から受ける刺激と、ブンデスリーガで描く未来
川﨑颯太のドイツで活躍する姿
川﨑颯太のドイツで活躍する姿

Vitalii Kliuie

――マインツは3バック、守備時には5バックを採用していますが、ドイツ全体で何かトレンドのようなものはあるのでしょうか?

「バイエルンは4バックなんですけど、どちらかというと中堅クラブや残留を争うチームは、守備を固めたいという面で、4バックよりも5バックを採用している印象があります。人をあまりスライドさせずに、真ん中を守りたいというのがトレンドかなと思います」

――そうした中で、ボランチとしての役割はどう変わってきますか?

「5バックで3センターバックがかなりどっしり守るので、自分の背後にも気をつけなきゃいけないですし、かといって前にいる相手のボランチにもアタックしなきゃいけない。守備範囲の広さがすごく求められているなと感じます。そこを佐野海舟選手は1人で完璧に遂行している姿を見ているので、やはりマインツにとって必要不可欠な存在だなと思いますし、自分もそういう選手にならなきゃいけないなと思っています」

――190cm近い選手たちと当たるのは怖くないですか?

「怖さはないですね。もちろん、競り合いで勝つのは簡単ではないですけど、早めに体を入れたり、一歩前に出て背中から押される形を作ったり、そういうふうに自分の体をうまく使いながらやっています。俊敏性とか、体の連続性というところでは負けていないと思っているので、高さ以外の部分でなんとか勝って、そういう相手にも対抗していきたいなと思っています」

■佐野海舟から受ける刺激、日本代表への思い

川﨑颯太「ここで何を残せるか」 佐野海舟から受ける刺激と、ブンデスリーガで描く未来
マインツでの日々について語る川﨑颯太
マインツでの日々について語る川﨑颯太

――同僚・佐野海舟選手は、今や日本代表でも存在感を示す選手になっています。その成長曲線を近くで見て、どんなことを感じていますか?

「本当に刺激しかないですね。彼のいちばんの良さは、波の少なさだと思っています。どんなに疲れている試合でも、彼が存在感を示さない試合ってなかなかないですし、どんな相手でも、どんな結果でも、彼の潰すところ、運ぶところが随所に見られる。それが彼の素晴らしいところだと思っています」

――マインツで結果を出せば、自分も日本代表に、という思いはありますか?

「もちろんあります。佐野海舟選手だけじゃなくて、少ない期間でもブンデスリーガで結果を残せば、日本代表が見えてくる世界だと思っているので。やっぱり日本代表を意識しないでやるというよりは、『ここで何を残せるか』、まずはマインツでの姿を見せるというところを意識して、来季からはどんどん試合に絡みたいなと思っています」

■ブンデスリーガでつながる、日本人選手の系譜

――今はブンデスリーガに日本人選手が本当に多いですね

「多いですね。しょっちゅう会いますね、日本人に。2試合に1試合は誰かしら日本人がいるので、挨拶しますね(笑)」

――ひと昔前を思うと、長谷部誠選手や香川真司選手の時代とはまた違いますね

「長谷部選手や香川選手が残してきたものがあって、僕たちはこうしてチャンスをもらえていると思うんです。

やっぱり僕たちが活躍することによって、さらに未来の子どもたちの道にもつながると思っているので、そういう意味で、日本人が少なかった時代に道を切り開いてきた長谷部さんや香川さんの功績は本当に偉大だなと思います」

――今ブンデスリーガにいる、あるいはこれから加わる日本人選手の中で、「この選手との対戦が楽しみ」「負けたくない」と思う選手はいますか?

「1人は、シャルケ04への移籍が発表された田中聡選手ですね。彼とはオリンピック世代でも何度も一緒にプレーしていますし、Jリーグで彼が湘南、僕が京都のときにもたくさん試合をしてきました。彼のデュエルの強さやインテンシティの高さは本当に素晴らしいですし、逆にそこで負けちゃいけないと思っているので、日本人対決という意味でもすごく楽しみにしています」

■「ここで何を残せるか」――ブンデスリーガで描く未来

――今後の目標として、ワールドカップ出場も大きなものになると思います。そのために、今後どんなことを目指していきたいですか?

「ワールドカップに出るというのは、本当に今後の大きな目標の1つです。そのためには、まず昨季の18試合を超えるような試合数、試合時間の中で、時間でも質でもパフォーマンスを出し続けることが大事だと思っています。1年間を通して高いパフォーマンスを見せられれば、絶対に日本代表は見えてくると思いますし、そうやってチームの中心として戦う姿を、代表スタッフにも、応援してくれている人たちにも見せたいなと思っています」

文=HOMINIS編集部

放送情報

サッカー ドイツカップ「DFBポカール」2026-27
放送日時:2026年8月21日(金)より放送予定
サッカー ドイツカップ「DFBポカール」2026-27開幕特番
放送日時:2026年8月2日(日)1:30~ ほか
チャンネル:GAORA SPORTS
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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