ドンデコルテ冠特番「人間、銀次。」が8月29日(土)23時15分より放送される。
今回はドンデコルテに、番組のおもしろみやM-1グランプリ2025にて準優勝を獲得して以降の生活についてお伺いした。
――今回の番組の企画を聞いたとき、どういう感想を持ちましたか?
渡辺「おもしろいものになればいいなと思いました。フェイクドキュメンタリーというやり方がテレビテレビしてなくて、おもしろそうだなとも思いましたね」
小橋「僕も、本当に光栄だなって思ったのと、でも俺ら2人だけで、90分も持つんかなとは思いました」
――番組名も「「人間、銀次。」」っていうことですが?
渡辺「ドキュメンタリー感のあるタイトルだなと思いました」
――今回、フェイクドキュメンタリーの番組ということで、撮影中特に印象に残っている出来事があれば教えてください
渡辺「ワオキツネザルがあまりにも私のことを好きすぎましたかね。逃げない人間のことが好きなのかもしれないんですけど」
小橋「ワオキツネザルに乗って欲しかったのはあるんですけど、ナベさんが泥まみれになっているのを見て、全身ブランド物を着ちゃっている俺は檻の向こう側にいけなかったですね」
――渡辺さんは動物がお好き?
渡辺「好きなんです。本当は、つなぎとかで行きたかったですね。すっごくよだれ臭かったし、Tシャツがとんでもないことになりましたから」
――今回の番組は、どこまでがリアルでどこからがフィクションかわからない、とお聞きしましたが、ご自身たちの中でもフィクションのつもりでやったけどリアルになったなみたいなこととかありましたか?
小橋「路地裏のネタ合わせかな、あれは結構ボケに見えるんですけど」
渡辺「ボケじゃない。路地裏の意味わからないビルの陰でネタ合わせをするシーンがあるんですよ。あまりにストイックがゆえのみたいなやつなんですけど、別に普通に全芸人がやってきたことですから、実はリアルだったりしますね」
小橋「楽屋がね、結構狭いのに30組ぐらい出るライブとかはたまにあるんですよ。そういう時はもう外に出てやってますから。ほんと路地に入ってやってますから」
渡辺「あれはフィクション風ですけど、リアルだったりしますね」
――逆にリアル風でフィクションだったことは?
渡辺「これに関しては、観て確かめていただきたいですね。フィクションだったり、フィクション風でリアルだったりするんですけど、タバコの吸うペースとかはたぶんリアルでした。キー局のテレビでは考えられないぐらいタバコを映していいと聞いてて、それはリアルだと思います」
小橋「あと、ナベさんが動物園に行ったところは、たぶん制作側はめっちゃボケにしたかったと思うんですけど、ナベさんが動物好きすぎて......リアルでしたね」
渡辺「はしゃいじゃいました。動物園に行く前は、『人間、銀次。
――「人間、銀次。」という番組名にかけて、お互いのことを普段どんな人間として見ているか教えてください
小橋「まあ、真面目ですよね、ナベさんは。真面目で、ネタへのこだわりみたいなものが強い人間。お笑いに対して真面目っていう」
渡辺「小橋は......こんな感じですよね」
小橋「ナベさんはね、小橋は小橋っていうんですよ。形容できない」
渡辺「そうですね。小橋は小橋です」
小橋「僕は僕です」
渡辺「あーでも、軽薄で浅はか....」
小橋「はい。軽薄?」
渡辺「はい。軽くて薄いと書いて。軽薄かな」
小橋「iPhone......みたいな」
――M-1グランプリ2025で準優勝を獲って以降、お互いに変わったなと思ったことはありますか?
渡辺「小橋は着るものとかむちゃくちゃ変わりましたけど、それくらいですね。ただ、それを見て変わったなとは思わないです。そういうタイプだろうなと思ったら、思ったより思った通りでした」
小橋「ナベさんは何も変わってないかな。でもやっぱ食べるもん変わったなって1回思いました。俺が前日に躊躇した4000円の海鮮丼があったんです。
渡辺「普段は牛丼とかなので、変わっていないですけどね」
小橋「でも、ポテサラつけたりしますよ」
渡辺「あーたしかに変わった」
小橋「味噌汁に豆腐入れたりしますし」
――ご自宅でですか?
渡辺「いや、某チェーン店の味噌汁はわかめだけだったんですけど、豆腐入りができるんですよ。それとかやったりします。こういうのを知ってるってことが、まず変わっていないところなのかもしれませんが」
――食がいちばん変わるんですね
渡辺「もっともっと他のところに使うべきなんでしょうけど、時間がなくて。時間がかからずに使えるものが、食なんですよね」
――住環境はどうですか?
渡辺「住環境は狭くなりました。人口密度が結構上がりましたね」
小橋「僕は最初引っ越し考えてたんですけど、なんか初期費用と面倒くささ考えると意味ないなと。なんでお金百何万とか払ってしんどいことやらないといけないんだと。 なんか引っ越したら多分その後の1ヶ月間の休みを住民票の異動とかに使わないといけないとか。なんでそんな面倒くさいことしないといけないのかって、今思ってきてて。引っ越すつもりがなくなりました」
――番組のキャッチコピーが、「全ては漫才のために」っていうことですけど、このロケを通して漫才が新たに思いついたりみたいなことはありましたか?
渡辺「さすがにないですね。それぐらいちゃんとやりましたよ本当に」
小橋「これで漫才を思いつくとかはない?」
渡辺「さすがにそれは雑念だと思います。それで思いついたら。
小橋「僕の気づきでいうと、日焼け止めを塗ってて太陽が昇ってる時間に長時間外にいるのが久しぶりなんですけど、顔が全然焼けてなかったんですよ。 日焼け止めってすごいなと」
――小橋さんにお伺いしたいんですけど、銀次さんのネタ作りのすごみはどこにありますか?
小橋「言葉じゃないですかね。言葉をたくさん知っているので、ボケ自体が新しくて。誰もやってないボケだとしても、言い回しがお笑いっぽいなってなったらやめるんですよね。お笑いで聞いたことある言葉だなとかってなったら。そういうこだわりはナベさんに限ったことじゃないかもしれないけど、ナベさんの特別なところだなと感じています」
渡辺「気になっちゃいますね。お笑いっぽい言葉」
小橋「せっかくいいくだりなのに、ワードがお笑いで聞いたことある言葉だから、ちょっと違う言葉ないかなって探してなかったらやめる」
渡辺「うん。若手とか見てると、"どういうお笑い"って言っちゃう若手っているんですよ。そういうのの真逆をやってますから。絶対に言っちゃダメじゃないですか。
――その線引きを、小橋さんは長年一緒にいてわかってる?
小橋「わかりますし、僕は言葉知らないだけで、そこの感覚は一緒なんですよ。めっちゃ恥ずかしいんですよ」
渡辺「特に我々はツッコミっぽい言葉、ボケっぽい言葉って使っちゃダメなコンビだと思いますし」
小橋「あれとか、そうですね。"うろうろするな"ってツッコミがあるんです。それって、本当は"スティーブジョブズじゃねえんだから"とかっていうのがわかりやすいんですけど、それ以外が何にも出てこないから『うろうろ』という弱い言葉に変わってるだけですね。出てこないからあえて逆に弱い言葉になっちゃってるっていう」
渡辺「そうなんです。"うろうろするのやめて"ぐらいまで弱めると、あんまりツッコミの匂いがしないので不採用となりますね」
――そういうお話を伺ってると、わかりにくい言葉、伝わりにくい言葉を使ってネタを伝えるのと、フェイクドキュメンタリーという複雑な設定を伝えると言うのは、重なってきそうですね
渡辺「われわれとは、とても相性がいいと思います。なんでもボケるタイプの芸人はあまり向いてないだろうなと思います」
――ありがとうございました!
文・撮影=於ありさ
放送情報
ドンデコルテ冠特番 「人間、銀次。」
放送日時:2026年8月29日(土)23:15~ ほか
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更となる場合があります
※スカパー!番組配信にて8/29(土)23:15~9/5(土)23:14まで視聴可能

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