もしパートナーの浮気現場を目撃したら、あなたはそこに問答無用で踏み込みますか? それとも証拠は保存しつつその場は泳がせますか?

今回はそんな修羅場を体験してしまった女性のエピソードをご紹介しましょう。

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忘れ物を取りに帰宅

笠井有希さん(仮名・34歳/会社員)は、裕二さん(仮名・37歳/会社員)と結婚して4年になります。

「私の職場は週5で出社なのですが、裕二は今の部署に異動になってからは週4テレワーク週1出社ペース。
なので『通勤時間が節約できている分、僕が家事を頑張るよ』と掃除や洗濯をしてくれるようになり助かっています」

そんなある日、有希さんは会社に着いてから社用携帯を忘れてきてしまったことに気がついてハッとしました。

「ですがたまたま外回りで自宅方面を通ることを思い出し、お昼休憩を利用して取りに戻ったんですよ」

帰宅したとき、テレワークをしているはずの裕二さんがいませんでしたが、さほど気にならなかったそう。

「裕二は自宅での仕事に行き詰まると、近所のカフェか駅前のファミレスに行き、場所を変えて作業をすることで気分転換していると聞いていたので。その日もきっとそうしているんだろうなと思ったんです」

ファミレスで見かけた夫の隣に……

ファミレスで夫の不倫現場を目撃! 突撃したら…浮気相手が取った“予想外の行動”に仰天
夫の不倫目撃
そして急ぎ足で駅に向かって歩いていると、案の定ファミレスの窓際の席でパソコンを打っている裕二さんの姿が見えました。

「せっかくだから手でも振ろうと思いファミレスに近づいていったら……なんと知らない女性が裕二の真横に座っていて。しかも、裕二が頭をポンポンッとした瞬間を見てしまったんですよ」

裕二さんとその女性は明らかにただならぬ雰囲気で、メニューを開いてイチャイチャしながら話していたそう。

「頭に血が上った私は、気がついたらファミレスの中に入っていました。裕二が座っている席に背後から近づいて、2人が手を繋いでいるのを確認すると、『こんな家のそばで不倫ですか~? ご近所の目もあって恥ずかしいのでやめてもらえません?』と嫌味ったらしく言いながら、2人がいるボックス席の真正面に座っていたんですよね」

裕二さんは「なんで……」と思わず口にすると目をつむり黙ってしまったそう。

「きっと私が出社している時間なので安心しきっていたんでしょうね。女の方はまだ20代前半ぐらいで、カジュアルな服装をして髪にはシルバーのインナーカラーが入っていて、ごつめのアクセサリーをジャラジャラつけていました。『へぇ、裕二ってこういうタイプも好きなんだ』と意外でした」

彼女が取った予想外の行動

彼女はとても居心地が悪そうに身を固くして、裕二さんの方をチラチラ見ながらうつむいていました。

「すると裕二が口火を切るように緊迫した表情で『もう言い訳しても仕方がないし、実は俺たち真剣に付き合っ……』と言いかけたところで、彼女も『実はわたしっ……』と同時に声を上げました。その瞬間、彼女のほうがテーブルに手をついた勢いで、水の入ったコップをひっくり返してしまい、服やバッグがびしょびしょになってしまったんですよ」

彼女は「すみません! 水かかりませんでしたか? ちょっとおしぼりもらってきます」と自分のハンカチでバッグを拭きながら、店員さんの方に走って行ったと思ったら……。

「なんと、そのままスピードを加速させて、お店を飛び出して行ってしまったんですよ! 思わず呆気にとられてしまいましたが、まぁ要するに面倒なことに巻き込まれて、『別に私には関係ないし、ばっくれよう』ぐらいの熱量だったんでしょうね。
裕二に対して本気ではなかったことが伝わってきましたね」

気持ちが急速に冷めてしまった

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夫婦喧嘩で怒る女性
そして、驚きと悲しみと気まずさが混ざり合ったような複雑な表情をしている裕二さんに、「あなたさっき『俺たち真剣に付き合っている』って言おうとしてたよね?」と聞いてみたら、間髪入れず『そんなこと言ってないよ』と、彼女がいなくなってしまった途端に誤魔化そうとしてきたそう。

「そんな裕二にドン引きして気持ちが急速に冷めてしまった私は『彼女との信頼関係を築くことができなくて残念だったね。そして私とも全く築けていないのがよく分かった。じゃあ、こんなことより早く仕事に戻らないと』と急いでお店を出ました」

そして帰宅後、話し合いをした2人は別居することになりました。

「ですが、なぜか裕二が『離婚はしたくないから、しばらく距離を置いて冷静になってからまたちゃんと話し合おう』とゴネていて。意味わからないですよね、自分が不倫したくせに」とため息をつく有希さんなのでした。

<文・イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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