これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活アドバイザーの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。
誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。

2回目デートで断られ続ける“優しい女性”

結婚は共同生活です。相手に合わせる力は大切ですが、だからといって「相手に合わせよう」とし過ぎて、自分の意見がまったくない人は婚活で不利になりやすい。今回は、“控えめ”すぎて相手から断られてしまう女性のケースをご紹介します。

2回目デートで断られ続ける35歳女性。LINEのやりとりで“...の画像はこちら >>
これまで一度も交際経験がない佳織さん(35歳・仮名)は、周囲から「真面目」「優しい」と言われるタイプです。

マッチングアプリも使ったものの、結婚につながるご縁には恵まれず、結婚相談所へ入会しました。

「すごく素敵!」と思える男性にはなかなか出会えなかったものの、マッチングアプリより真面目そうな男性と何人かお見合いができたそうです。

「もう1回会ってもいいかな」と思って仮交際に進んだ男性もいたのですが、なぜか2回目デートの後に男性側から交際終了を告げられることが続き、相談に来られました。

「別に失礼な対応したつもりはないんですけど……」と、佳織さん自身には、思い当たる原因がないそうです。

個人差はありますが、男性と女性では気持ちが盛り上がるタイミングがズレやすい。男性は初対面で気持ちが高まり、その後は徐々に冷静になる傾向があります。一方、女性は最初はそこまで興味がなくても、3回ほど会ってから「いいかも」と気持ちが上がっていくケースが多い。

菊乃「男性は、何もなければお見合いより2回目の方がテンションが下がっていることも多いんです。
デート代も時間も使っていますし、結婚相談所なら他の女性とも同時進行で会っていますからね。もっと気になる女性がいたら、そちらに時間や労力を使うでしょう」

佳織さん「そうなんですね。私、受け身すぎたのかもしれません」

日程調整だけで“面倒くさい女性”になっていた

とはいえ、よほど人気の男性を除けば、男性はそう簡単には女性を断りません。佳織さん側にも課題がありそうでした。

仮交際中の男性とのメッセージ履歴を見せてもらうと、原因がよく分かりました。

2回目デートで断られ続ける35歳女性。LINEのやりとりで“ウンザリされる”理由がわかった
スマホ
男性「ランチでもいかがでしょうか? 23日(土)か24日(日)は空いていますが、ご都合いかがですか?」
佳織さん「お誘いありがとうございます!どちらでも大丈夫です」
男性「では23日にしましょう。佳織さんが出やすいエリアはありますか? 私は山手線沿線ならどこでも大丈夫です」
佳織さん「私もどこでも大丈夫です」
男性「食べたいものありますか?」
佳織さん「なんでもいいです」

佳織さんは“譲っている”つもりだったのでしょう。しかし実際には、すべての決断を相手に丸投げしていたのです。

菊乃「相手が候補日を2つ出してくれたなら、佳織さんがどちらかを選びましょう。この時点で、かなり面倒くさいですよ。
場所も『どこでもいい』、食べ物も『なんでもいい』だと、相手はノーヒントのまま東京中からお店を探さなきゃいけない。大変じゃないですか?」
佳織さん「大変なんですね。私としては、勝手に決めたら悪いと思って譲っていたんですけど……」

菊乃「やり取りしやすい女性なら、『23日にしましょう。
私は渋谷か新宿だと出やすいんですが、〇〇さんはいかがですか?』
みたいに、自分から提案もするんですよ」
佳織さん「たしかに、その方がやり取りしやすいですね」

2店まで絞ってくれたのに……

さらに問題だったのは、その後のやり取りです。

男性「新宿で探してみたのですが、こちらはどうでしょうか?」(お店のURLを2件送付)
佳織さん「どっちもいいですね!〇〇さんはどちらがいいですか?」

2回目デートで断られ続ける35歳女性。LINEのやりとりで“ウンザリされる”理由がわかった
「新宿で探して2店に絞る」のは結構な労力
男性は、お店探しをして2択まで絞ってくれたのに、佳織さんはまた決断を放棄してしまった。しかも、お店を探しへのお礼の言葉もありません。
佳織さんが所属する結婚相談所では、仮交際に進んだ場合、必ずデートをしなければならないルールだそうです。

おそらく男性側は、会う前からかなりテンションが下がっていたのではないでしょうか。
もちろん、圧倒的な美人だったり、リアクションが大きく一緒にいて楽しい女性なら、デートで挽回できるケースもあります。
しかし佳織さんは、どちらかというと静かなタイプ。デートの段取りまで丸投げとなれば、交際終了になるのも無理はありません。

「〇〇したい」は、はっきり伝えるほうがいい

ただ、佳織さんは決して性格が悪い女性ではありません。友達同士で食事に行く時は、相手の好みを察して「ここにしようか」と合わせるタイプだそうです。

女性同士なら、“察するコミュニケーション”で成立する場面も多いでしょう。しかし、それを男性相手にもやろうとすると、うまくいかなくなります。

菊乃「男性には、『ここに行きたい』『これが食べたい』って、はっきり言った方がいいんですよ」
佳織さん「そういうこと、今まで言ったことがありませんでした。でも、伝えるようにします」

初デートが上野や錦糸町でもいいじゃない?

佳織さんは東京の下町エリアに住んでいるため、本当は北千住や錦糸町の方が出やすかったそうです。
ただ、交際経験がなかったため、「初デートで北千住や錦糸町って微妙なのかな」と気を使っていたとのこと。

相手が「山手線沿線なら大丈夫」と言ったため、自分の希望を言わなかったそうです。

菊乃「だったら、上野でよかったのでは?」
佳織さん「そうですよね。でも、上野に行くなら別に他の駅でもいいかなって思ってしまって……。次からは上野って言います。でも、来てもらっていいんでしょうか?」

菊乃「そこを気にするより、『上野まで来てくれてありがとうございます!お店は私が探しますね』と、デートの労力を半分引き受ければいいんですよ。デートって、移動だけじゃなく、お店探しや予約など、いろんな手間がありますからね」

“相手に合わせる”と、“相手に丸投げする”は違います。優しさのつもりが、相手を疲れさせてしまうこともあるのです。佳織さんが、“面倒くさい受け身女性”を卒業できることを願っています。

<文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活アドバイザー、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。
ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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