そんななか、ある投稿が話題となりました。Instagramユーザーであるみつきさん(46歳・@mitsuki_diet95)は、2025年10月に一本の動画を発信。
かつては髪を黒く染めて白髪を隠していたという彼女ですが、次第にそれを窮屈に感じたそう。“そのままの私”でいようと決意し、今は全体的に白くなった頭髪を隠さず生活しているとのことです。
今回の投稿に際し、みつきさんは以下の文章を添えていました。
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「どうして白髪を染めないの?」
よく聞かれます。
実は——
小学生のころから白髪染めをしていました。
月に一度、母が染めてくれていたんです。
祖母からの遺伝の白髪でした。
子どもの頃は今ほど多くはなかったけど
それでも「おばあちゃんみたい」と、
からかわれるほどにはあって。
母は必死に減らそうとして、
食卓には「髪にいい」と言われていた
ひじきやワカメが並んでいました。
一度黒く染めた髪を明るくするのは大変で、
ずっと暗いトーンで染めていた私。
明るい髪色にもできない。
一度染めると、伸びた白髪を隠すために
また染め続けなきゃいけない。
その“やめられないループ”が、
いちばん窮屈でした。
だから今は、
隠すより“そのままの私”でいたい
この髪色は、私にとって自由の象徴です。
今はこの選択に満足しています
でももしこの先、
“この色にしてみたい!”って髪色に出会ったら、
その時の気持ちでまた考えたい
今の私も、自分で認めて、楽しむ。
そんな毎日を、大切にしていきたいです
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白髪染めをやめた決断について、みつきさんから詳しい話を聞きました。
小学3~4年の頃から白髪染めを始めた
――小学生の頃から白髪があり、「『おばあちゃんみたい』とからかわれることもあった」と投稿されていましたね。みつき:ほかの子にはないけど私だけ白髪があったから、やっぱり目立っていたと思います。結構言われていたので、家で母が染めてくれるようになりました。
当初は「小学生が髪を染めて学校に行くのはまずい」と母が思ったのか、白髪だけ根元から切っていたのですが、短くなった白髪がピンピン立って逆に目立つようになったので小学3~4年の頃から染めはじめました(苦笑)。
――高校生になっても、髪はずっと黒いままでしたか?
みつき:歳を重ねて高校生になると、同世代はみんな「茶髪にしたい」と考えるような時代でした。でも、白髪のまま明るい色にしようとすると金髪っぽくなっちゃうんですね。だから、ずっと黒に染めるしかなくて。
ただ、大学生になると「もっと自由にしたいな」と思うようになりました。それで、美容室で相談したのですが「一度、黒を抜かなきゃいけないんだよね」「これだけ沈着してるとどうなるかわからない」と言われてしまい、そうなるとこっちも心が折れてしまって(苦笑)。そうこうしているうちに就職しました。
――Instagramの投稿で過去の写真を見ると、髪色を茶系に明るくしていた時期もありますよね。
親からの圧「その白髪は隠しなさい」
――就職してからは、白髪とどのように付き合っていましたか?みつき:旅行会社に就職して月5日間は添乗に行っていたのですが、シニア層のお客様が多かったので「みんなの全視線が私の白髪に向いているのでは?」というプレッシャーがありました。白髪染めをしても、そこから伸びた部分がすごく気になっていたんです。
だから、すぐ染められるマスカラタイプの一日染めをずっと持っていました。でも、私は毛量が多いのですぐ使い切っちゃって(笑)。
――ちなみに、白髪染めはどのくらいのペースで行っていたのですか?
みつき:1か月もやらないともたなかったですね。
――定期的に髪を染める生活のなか、今までで特に苦労を感じたことはありましたか?
みつき:長い期間染めてきたので、「頭皮は大丈夫なのかな」という心配はありました。
あと、出産後は白髪が伸びてもすぐ美容室へ行けないのがつらかったです。家で染めようとしたら、うしろの部分が大変じゃないですか? だから、どうしても美容室で染めたかった。でも、忙しいので近所のいつもと違うお店で染めたら、目が覚めるぐらい黒くされちゃったり(笑)。
そんなふうに奮闘しながら、コロナ禍までは白髪染めをがんばっていました。特に、実家に住んでいるときは親に怒られないようにがんばっていたかもしれないです(笑)。
――親御さんから「その白髪は隠しなさい」という圧が強かったのでしょうか?
みつき:そうですね。「身だしなみの一つとして白髪は染めてね」みたいな。口には出さないんですけど、無言の圧はなんとなく感じていました。
白髪染めをやめるきっかけとなったアナウンサーの存在
――投稿では、「出産を終えて急激に増えた白髪 鏡を見るのも怖かった」と書かれています。
――特に、出産直後はお子さんの面倒も大変だと思います。白髪を染めるどころじゃなかった?
みつき:そうですね。実家は近くないので子どもを預けるところもないし、染めるどころじゃなかったです。
――「鏡を見るのも怖かった」と書かれていますが、日常生活では白髪が目立たないよう気をつけていたのでしょうか?
みつき:そうですね。知り合いに会ったらどうしようと思うと……まあ、うすうす気づいてる人はいただろうけど「恥ずかしいな」という思いがあり、当時は帽子をかぶったりしていました。
歳を重ねるにつれて白髪を受け入れられるようになってはきましたが、今も「白髪はいいことばかりじゃない」と思うことがあります。
たとえば、街中で知らないおじいちゃんが手を振ってくることがあるんですね。知り合いだと思われたんでしょうね(笑)。あと、知らないおばあちゃんが「あら、元気?」と近づいてきたけれど、私の顔を見て「あ、違った」みたいなこともあったし(笑)。
――「白髪はいいことばかりではない」と思っていたのに、どんな経緯で「白髪染めをやめよう」という決断に至ったのでしょうか?
――ああ、きれいなグレイヘアをされていますよね!
みつき:そう、きれいなんですよ。美しく着物を着て、白髪でおしゃれで。「近藤サトさんだから許される」とは、私もわかっていたんですけど(笑)。
「白髪を染めなきゃ!」という強迫観念があった
――白髪染めをしていた頃とやめた今とを比較して、みつきさんの心境は変わりましたか?みつき:「うわー、白髪を染めなきゃ。どうしよう」という変な焦りはなくなりました。だから、メンタルとしては穏やかです。
――以前は、白髪が目立ち始めたら「そろそろ染めなきゃ!」という焦りがあったんですもんね。
みつき:強迫観念に近かったと思います。誰も見ていないのに「わっ、みんな白髪を見てる!」と思っていました(笑)。
――「私を30年以上縛り続けていたものから解放された」「この髪色は私にとって自由の象徴」「今はこの選択に満足しています」と、Instagramに投稿されていましたね。
みつき:はい。
みつき:白髪にした後にドラッグストアで働いていた時期があって、その頃に50代くらいの女性のお客さんから声をかけられたことがあります。
Instagramにもいろんなコメントをいただきます。「私も白髪染めをやめたいけど、子どもが『まだ染めて』と言うから今は我慢してる」とか。
――みつきさんが白髪染めをやめたとき、周囲からはどんな反応がありましたか?
みつき:友だちも子どもも、どちらもなにも言ってきませんでした。でも、子どもの友だちで「なんで髪が白いの?」と言ってくる子はいます。たしかに、今はいろんな髪色のお母さんがいるから(笑)。
――いろんな髪色のなかの一つとして、白髪のみつきさんに屈託なく質問してきたのでしょうね。最後に白髪染めをやめようか悩んでいる人に、みつきさんからどんな言葉をかけたいですか?
みつき:う~ん、難しいですね。今は私も白髪染めをやめてはいますが、「髪色を変えると雰囲気が変わるかなあ」と揺れる瞬間はあるので(笑)。
あと、子どもが小さいから今は言われないですけど、成長したら「友だちが『おばあちゃん』って言ってたよ」と言われるかもしれない。そんなふうに子どもが絡むと、やっぱり揺れますよね(笑)。
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みつきさんは、なにも「白髪を隠すな」と言っているわけではありません。自身を縛り付けていた強迫観念から解放され、結果的に自由な生き方になった。
あらゆるプレッシャーがなくなり、自由を手にしたみつきさん。そんな彼女の“自由の象徴”が、今の髪色……すなわち白髪なのです。
髪色も生き方も自由になったみつきさんの、今後の投稿に期待です。
<取材・文/寺西ジャジューカ>
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