飼い主に「ついてきて!」と仕草で促し、てくてくと浴室へ向かっていくのはアメリカで暮らすペットのハト、ファーブルだ。
きちんとついてきているか、ときどき立ち止まって振り返る。
たどり着いた先で待っているのは、お楽しみの水浴びの時間だ。
自分専用の容器に水がたまるのをお行儀よく待ち、満たされると、気持ちよさそうにパシャパシャと水を浴び始める。
浴室へ案内し、水浴びをおねだりするハト
アメリカには、自分からお風呂をねだるハトと暮らす人がいる。
TikTokユーザーの@celerydays[https://www.tiktok.com/@celerydays]さんが投稿しているのは、ファーブルという名のハトとの日常だ。
ファーブルは人懐っこくて甘えん坊で、おまけにとてもお行儀がいい。
世界中で話題となった動画では、水浴びをしたくなったファーブルが飼い主を浴室まで案内する姿が収められている。
飼い主についてこいとばかりに先導し、きちんとついてきているか、ときどき立ち止まって振り返る。
飼い主の注意を引きつけると、浴槽の縁へぴょんと飛び乗り、自分用の容器に水がたまるのを待つ。
準備が整うと、満足げな顔でパシャパシャと気持ちよさそうに水を浴び始める。
オウムやインコはもちろん、ハトも賢くて、人になついたり甘えたりすることがあるようだ
ファーブルはオスマン帝国の皇帝に愛された高貴な品種
お風呂好きなファーブルは、オリエンタルフリル(Oriental Frill)という観賞用の品種で、なかでもブロンディネットと呼ばれる、白地に縁取り模様の入った柄のタイプだ。
公園で見かけるドバトと祖先は同じカワラバトだが、人間が見た目の美しさを求めて改良を重ねてきた。
その歴史は数百年前のトルコにさかのぼる。
もともとはオスマン帝国の宮殿で、皇帝であるスルタンのために特別に育てられたハト[https://en.wikipedia.org/wiki/Oriental_Frill]で、現地ではスルタンの鳥と呼ばれて大切にされてきた。
長い年月をかけて姿の美しさを磨き上げられ、今では世界中の愛好家に飼われている。
観賞用のハトには、ほかにも個性的な品種がそろっている。
ジャコビン(Jacobin)は、首のまわりの羽がフードのように頭を包み込み、まるで豪華な襟巻きをまとっているように見える。
フリルバック(Frillback)は、全身の羽がくるくるとカールしていて、パーマをかけたような姿が愛らしい。
ポーター(Pouter)は、胸を風船のようにぷっくりと膨らませる、ユーモラスな品種だ。
公園や近所のハトしか知らない人にとって、ハトの世界はずいぶん奥が深い。
日本でハトをペットにすることはできるのか
これだけ可愛いと、日本でも飼えるのか気になってくる。
公園にいるドバトやキジバトなどの野生のハトは、鳥獣保護管理法という法律で守られていて[https://www.pet-hospital.org/owner/column/disease/08.html]、許可なく捕まえたり飼ったりすると、1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科されることがある。
一方で、ペットとして迎えられるハトもいる。
ファーブルのような観賞用のハトや、伝書鳩として知られるレース鳩[https://blog.jrpa.or.jp/tokusixyuu/--1.html]は、人間が品種改良してきた家禽にあたり、野生のハトとは区別される。
こうしたハトは、専門の業者やブリーダーを通して迎え入れることができる。
ファーブルと同じオリエンタルフリルも、観賞鳩を扱う日本の業者が海外から輸入しており、手に入れることは可能だ。
ハトは賢い。
この学習方法は、機械学習で正解を導き出すAIと似ているという。
認知能力が高く、人によくなつき、鳴き声も静かで、10年から15年ほど生きてくれる。
鳥類が飼いたいと思ったら、ハトという選択肢もあるということを覚えておくのもいいかもしれない。











