充電するお金をください!中国で物乞いをするヒューマノイドロボットが目撃される
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 中国の主要都市の路上で目撃された異様な光景が、世界中で大きな話題となっている。

 最先端の人型、ヒューマノイドロボットが路上で膝をつき、道行く人に対して「充電するお金をください!」と物乞いを行っているのである。

 いったい誰がロボットに物乞いをさせているのか、その目的は何なのか、詳しいことは一切明らかになっていないという。

 人間のやることなら人並み以上…いや、なんなら人間以上に完璧にこなしてしまう昨今のロボットたちだが、なぜ物乞いをしようと思ったのか…。

「スマホの充電がない!」電気代を物乞いするロボット

 近年のAIやロボット技術の進化には目を見張るものがある。人間の仕事を代替する存在として、さまざまな現場への導入も進んでいるのだが…。

 2026年6月中旬、北京、成都、福州など中国の複数の都市で、「物乞いをするロボット」が目撃され、国内外のインターネット上を騒がせている。

 物乞いロボットの目撃情報が相次いでいるのは、北京や成都、福州などの大都市である。

 ロボットは膝をついたり者がダリといった姿勢で頭を下げ、手を合わせ、通行人にお金を恵んでくれるよう頼んでいるのだ。

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 ロボットの前には、「スマホを充電するお金がありません」「電気代を恵んでください」などと書かれた紙と、決済用のQRコードが置かれている。

 個人間のお金のやりとりにも現金がほとんど使われない、完全キャッシュレス社会・中国ならではの物乞い仕様なんだろう。

 一応、現金を入れるためのお皿やボウルのようなモノも置かれていて、通りすがりの人が小銭を放り込んでいる様子も撮影されていた。

 目撃者の話では、ロボットは悲しげな音楽を鳴らしながら、「電気代を求めています」という音声をループ再生していたらしい。

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物乞いしていたのはUnitree社製の最先端ロボット

 SNSで拡散した映像や写真から、物乞いを行っているロボットは、中国・杭州に本社を置くロボット企業「Unitree(宇樹科技)」社が開発した、最新型ヒューマノイドロボット「Unitree G1」とみられている。

 このG1は、高い身体能力とバランス制御を備え、走る・跳ぶといった動作だけでなく、人間の手のような細かい作業もこなせる極めて高度な機体だ。

 日本でも、日本航空が羽田空港で労働力不足を解消するために実証実験を開始したヒューマノイドロボットでもある。

 お値段は最低でも日本円で約280万円からだが、ヒューマノイドロボットとしてはお手頃だ。

 とはいえ、個人で買うのならお金に余裕があるはずで、生活苦でロボットを充電してやれなくなり、やむなくロボットが自分で物乞いをしている…なんてわけではないはずだ。 

 このロボットを路上に置いた人物や組織の正体、および正確な意図や目的は、今のところ明らかになっていない。

 海外メディアや専門家の間では、以下のようないくつかの可能性が指摘されているようだ。

社会実験または現代アートのインスタレーション:
人間とAI・ロボットの複雑かつ不条理な関係性を風刺し、人々に思考を促すための芸術活動であるとする説

インフルエンサーによる注目集め:
SNSでの動画再生数を稼ぐためのパフォーマンス説

技術的な実地テスト:
不特定多数の人間が行き交う実際の路上において、ロボットの耐久性や遠隔操作、歩行の安定性を測るためのテストであるとする説

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これまでにも人間に助けを求めるロボットは存在したが…

 物乞いロボットの意図や目的が何であるかは置いておくとして、実はこうした「人間を頼るロボット」の試みは、過去にも欧米でいくつか行われている。

 有名なのが、2009年にアーティストのケイシー・キンザーさんが、ニューヨークのワシントン・スクエア・パークで行った社会実験「Tweenbots[https://news.livedoor.com/article/detail/4108898/](ティーンボット)」だ。

 段ボールで作られたこの小さくて可愛い車輪付きロボットは、一定の速度で「ただ真っ直ぐ進むこと」しかできない仕様だった。

 そしてその背中には目的地を記した旗が立っていて、こんなメッセージが書かれていた。

この場所に行きたいんだけど、助けてほしい! 正しい方向へ導いて!

 当時、大都会の路上での実験に、破壊や盗難が懸念されたが、29人もの見ず知らずの通行人が優しく向きを変えて助けてくれ、Tweenbotは無事に目的地へ到達したのである。

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 また2015年には、カナダ・ドイツ・オランダをヒッチハイクで旅したロボットがいたのを覚えているだろうか。

 残念ながらこの「ヒッチボット」は、アメリカに入った途端に破壊されてしまうという、悲しい結末を迎えてしまった。

 だが少なくとも、「困っているロボットを人が助ける」という構図が機能することは、明らかになったと言えるだろう。

ロボットの物乞いは中国だから通用する?

 この「物乞いロボット」の映像や写真は世界中のSNSで瞬く間に拡散され、多くのコメントが寄せられている。

  • 数百万もするロボットを買ったあとで、お金を回収する唯一の方法がこれだと気付いた時…
  • ロボットですら、今のこの経済状況下での生活費の高騰やインフレに苦しんでいるんだね
  • 中国は完全なキャッシュレス社会だから、物理的な現金を盗まれる心配がない。
    だから高額なロボットにQRコードを持たせて放置できる。合理的だけど不気味だわ
  • 物乞い業界ですら、ロボットやAIとの過酷な生存競争が始まったってわけか。失業したときの最後の砦すらロボットに奪われるのかな
  • こんな高額なロボットを使って、1回に数十円程度の電気代を集めていたら、元を取る前にロボットの寿命が尽きると思う
  • 人間ならまあ同情もするけど、プログラムで動く機械に誰がお金を払うっていうんだ? こんなのただのパフォーマンスだよ
  • もしこれがアメリカのデトロイトの路上だったら、1日も持たずに誰かに持ち去られて、パーツごとに分解されて売り飛ばされるに決まってる
  • AIはありとあらゆる仕事を奪っていくんだな。なんて明るい未来なんだ。「クソロボットに仕事を奪われて、今じゃ路上で物乞いしてる」っていう言い訳すらできないじゃないか
  • というか、物乞いたちが業務委託してるだけだろ。本人たちは家で女遊びとドラッグを楽しんでいて、ロボットが代わりに路上に立ってるんだよ
  • もし自分がホームレスだったら、これを見てブチ切れると思う。このロボット、自分が路上で稼げる金よりよっぽど高価だろうに、それでもこんなことしてるんだから
  • マジな話、これをそのまま持ち去ってスクラップとして売ろうと思わないのか?
    • 盗む方が割に合わないかもしれないな
    • これ中国での話だからな。監視カメラがたくさんある。本当にたくさんある
  • 来たるロボットの反乱でどの人間を敵認定するか、こうやって見極めてるんだろうな
  • ロボット反乱が起きた時、君の親切な施しが覚えられていますように…

 確かにロボットやAIに仕事を奪われる!のは困るけれど、物乞いってその困る仕事にカウントされるのだろうか…。

中国のヒューマノイドロボット事情

 今回の物乞いロボットの目的などは今も明らかになっていないが、中国では実際に、ヒューマノイドロボットがデモンストレーションの段階を終え、実社会のインフラへと投入される動きが加速している。

 例えば北京など大都市では、既にヒューマノイドが大規模な物流センターなどに導入され、人間の介入なしの自動モードで稼働しているという。

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  今回、物乞いロボットが目撃された都市のひとつ、四川省成都市では、公共交通機関や警察活動におけるロボットの導入・実証実験が公式に進められている。

 中国政府は「2027年までに人型ロボットを経済に深く統合させる」という国家目標を掲げており、今後数ヶ月の間に病院や物流拠点、公共インフラへの大規模な配備計画が進められているとという報道もある。

 また、もっと身近なところでは、掃除や洗濯、料理や買い物までこなしてくれる「家事ロボット」の開発も進んでいるようだ。

 一家に一台、ご家庭に夢の家事ロボットが必需品としてやってくる日も、そう遠い未来のことではなさそうだ。

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 ロボットでもなんでも、家事をサポートしてもらえるのは非常にありがたいし、安全に使えるならぜひ私もほしい。

 まだいろいろとハードルは高いだろうけど、洗濯機だってご家庭に普及した当初はローラー式や二層式だったわけだし、いつかは家事ロボットがどこの家にもある存在になるのかもしれないよね。

 とはいえ、物乞いロボットの正体がわからないのは少々モヤモヤする。もし判明したら、またここで報告したいと思っているよ。

[動画を見る]

References: Robot Beggars on China’s Streets Suggests No One Is Safe from the AI Revolution[https://www.odditycentral.com/news/robot-beggars-on-chinas-streets-suggests-no-one-is-dafe-from-the-ai-revolution.html]

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